でも、実際に「金を買う」ってなかなかイメージできませんよね。
「金塊を家に置く!?」「金の延べ棒を買うの…?」なーんて、Sitakke編集部も身構えてしまっていましたが…
「実は5グラムから買えるんですよ」 と聞いてびっくり。
その大きさは親指の先くらい!厚さ1.5ミリ、縦2センチの大きさのこちらも「インゴット(金塊)」なんですって!
約8万円(1月9日時点・販売手数料込み)から購入することができるんです。
「実際には例えば、『100万円分を購入したい』など予算から購入量を決めることが多いのですが、バーの形のほかに、金貨の形でもご購入いただけます」
前回記事のアンケートでは、終活を考えたとき、「親の資産」として把握している額としては「1000万円以上」との回答が最も多くなりました。
もし予算があるなら、大きなインゴットをどーんと買う方が、手数料も少なく済みますし、失くしたりする心配も少ないように感じます。
何より、大きな「金塊」、ちょっと憧れてしまう…。
「その気持ちもわかります」とうなずきながら、泉社長が教えてくれた次の一言が、また目から鱗でした。
「でも大きくても小さくても、 一度買ったものは分割ができない 、ということに注意が必要なんです。大切なのは、 金を持つ目的をしっかりと考える ことです」
例えば、複数の子どもに分けようとしても大きなインゴットだとそれはできなくなります。
金の相場を見ながら、少しずつ現金に戻す…ということもできません。
「実際にお店には、1グラム1000円代のときに大きな単位で金を購入されたお客様が『売りたいけど、まだ上がりそうだから全部は売りたくない…』とご相談に来られるケースも多いんです」
同じ100グラムの金でも20グラムを5つ持っていると、5000円から1万円に相場が上がったときに2枚売って、残り3枚で相場の動向を見れば…1万5000円に上がったときにさらに対処できます。
それが100グラムの1つの塊を1万円のときに一気に売ってしまったら…きっと「もうちょっと待っておけばよかった」って思っちゃいますよね…。
また、大きな単位で所有すると、売却した場合に所得税がかかる可能性も出てきます。
「 売るときに悩みが少ないというのは『小さく持つ』メリット のひとつですね。『ずっと持っておくからいい』と思っても、いつかは売るための資産ですから」