もちろん、金には価格の相場があり、毎日変動しています。
「上がる、下がるということではなく、金に言えるのは ゼロにならない ということです」と泉社長。
なぜ価値があり続けるのか。その理由は3点あるといいます。
「 ①錆びたり腐ったりしない 、 ②熱伝導率が高く加工しやすい 、 ③美しく、太古から世界中でその価値が認識されている 。ジュエリーでもあり、工業用の部品にも利用される上に、金そのものでも『おカネ』としての価値をもっている。これはほかに類を見ない特徴です」
貨幣も、株も、さまざまな情勢や理由の元「刷ればできる」「人が増やせる」資産である一方で、金は「人の手で増やすことができない」資産。
つまり、それだけ「安定した価値を持つ」資産となります。
ところで…そんな金の価格が今どのようになっているか知っていますか?
田中貴金属での取引価格を見てみます。(以下記事内の価格はすべて税抜きです。)
20年前の2005年の金1グラムあたりの小売価格は2088円(年間での最高価格)。
コロナ前の2019年には5000円を超えました。
そして2023年には9935円。1グラムで1万円に迫るところまでに!
さらにその先も値段は上がり続けています。
取材をした2025年の1月9日時点での小売価格は14942円。6年で3倍近く値が変わっているんです。
「ただ、金の値が上がっているから買いましょう、ということではありません。世界のさまざまな情勢が金の価格には反映されてくる。『価格が上がる、維持される保証はできない、だけどゼロにはならないという安心があります』とお客様にはしっかりとお伝えしています。ご購入の際は、大体 資産の1割を目安 にすることをおすすめしています」