2025.01.31
育む札幌市で「子ども食堂」ならぬ、「お父さん食堂」というイベントが開かれました。
ジューシーなソーセージに、ほっかほかの焼きそば、さらにコロッケ。
手際よく作っているのは、子育て中のパパたちです。
札幌市北区の集会施設で開かれたパパたちによる子ども食堂。その名も「お父さん食堂」です。
子どもたちと一緒に好きな具材を選んでサンドイッチに。
参加費は大人が300円、子どもは無料です。
イベントを開いたのは、札幌市や近郊に住む5人のパパでつくる子育てサークル「ここちち」。
パパどうしの輪を広げる目的で初めて企画し、約40人の家族連れが参加しました。
代表の岩渕聖矢さん(32)は1歳と4歳の息子、そして7歳の娘を育てています。
3年前にサークルを立ち上げ、家族で楽しめる流しそうめんのほか、父親向けの性教育の講座などを開いてきました。
パパどうしの交流が大切だと思うのは、以前勤めていた職場でのある体験があったからです。
「前の職場で育児が原因で心身に不調をきたし、休業したお父さんがいたのを聞いて、一緒に子育てをするつながりがあれば、何かできたんじゃないかなと思った」
活動でできた「パパ友」はイベントだけでなく、トラブルのときも頼りになる仲間。
子どもや親が病気になったときにお互いに助け合い、食事を届けるなど支えあっています。
「子どもと関わる時間は本当にかけがえがなくて、お父さんにとってはすごく幸せな時間。一緒に子育てを楽しんでいきましょう」
岩渕さんたちは、今後も2か月に一度「お父さん食堂」を開き、交流の輪をさらに広げていきたいと意気込んでいます。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年12月19日)の情報に基づきます。