2025.01.30
育む牛や馬専門の 獣医師の経歴 を持ち、 アニマルセラピーにも詳しい ママライター「MERI」が、北海道各地の「動物とふれあえるおすすめスポット」とそのおすすめポイントを紹介する【連載】「こころ育む、動物ふれあいスポット」。
今回訪れたのは、十勝エリアの主要な観光スポットとして地元の方にも愛されている、帯広競馬場。
日本唯一どころか、世界で唯一、ばん馬のレースが見られるとっても貴重な場所です。
一昔前までの競馬場は“ギャンブル好きなおじさんが行くところ”というイメージが強かったかと思いますが、最近では女性や子ども、ファミリーでも楽しめる場所へと進化!
今回は、冬でも夏でもお子さまと一緒に楽しめる「帯広競馬場(ばんえい十勝)」をご紹介します。
競馬場内にある「ふれあい動物園」では、ばん馬たちにニンジンをあげることもできて、まさに子どももたっぷり楽しめちゃうってこと、ご存じでしたか?
安全なにんじんの持ち方や注意してほしいポイントについてもまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね!
まずは、「ばんえい」の基礎知識について簡単に解説します。
一般的な競馬のレースとの違いやサラブレッドとばん馬の違いについて知っておくと、ばんえいをより楽しめるはず!
「ばんえい競馬」とは、 一番力持ちの馬を決める競馬 のことです。
一般的なサラブレッドの競馬では一番速く走れた馬が1着になるのに対して、ばんえい競馬では騎手の乗ったソリがすべてゴール板を通過した時点で1着が決まります。
この鉄製のソリの重さは…なんと約450キロ。
これだけでサラブレッド1頭分ほどの重さです!(重すぎてあまりピンときませんよね…)
この重いソリを引きながら、直線200mのコースを走り抜けていきます。
ただし、コースには「第1障害」「第2障害」と呼ばれるそれぞれ高さ1mと1.6mの小丘があり、重いソリを引いた状態で走るのは至難の業…
ばんえい競馬では、スタート地点から 馬と一緒に移動しながら応援 できます!
間近で声をかけながら応援できるのが、ばんえいの魅力のひとつです。