めったに見ることができない「超レア動画」、しかもメチャメチャかわいいエゾモモンガの動画が入荷しました!
エゾモモンガといえば、〝夜行性〟の動物です。
なので通常は、日が沈んでから巣穴から出て来てエサを食べに行き、そして再び日が昇るころには巣穴に戻ってしまい、なかなかその姿をはっきりと見ることができません。
しかし、あるモモンガの暮らす森では、朝に日が昇り、あたりがすっかり明るくなってしまっても、エゾモモンガたちがエサを食べ続けています。
いったい何があったのでしょうか!?
この森では、数週間ほど前からエゾフクロウの姿が目撃されていました。
フクロウは、モモンガたちにとって、最大の〝天敵〟です。
もともと、たくさんいる敵から身を守るために、夜にエサを食べる〝夜行性〟となったモモンガたちなのですが、同じく夜行性で、音もなく飛びまわり、鋭いツメを持ったフクロウに狙われてしまうとまったくなすすべがなく、次々と捕らえられてしまいます。
これから先は、想像も含まれているのですが、モモンガたちは、フクロウが活動を終える朝になってからエサを食べに出かけるようになったのではないかと思われます。
明るい時間帯に行動することは、ハイタカなどの別の〝猛禽類〟に狙われる可能性や、巣穴の場所をエゾクロテンや、ヘビなどに知られてしまうというリスクもあるのですが、やっぱり近くにフクロウがいることは、最大の恐怖。
モモンガたちにとって、朝の明るい時間帯にエサを食べることは、まさに〝苦渋の決断〟なのかもしれません。
しかしながら、モモンガウォッチャーにとっては、超レアな出来事です。
いつもであれば夕方暗くなってくる中で、巣穴からかわいらしい顔を出してくれるのを短い時間見ることができるのがやっとなのですが、この日は、小さな手でイタヤカエデの枝を次々と折って食べる様子や、食事のあい間に水分補給のために雪を食べる様子なども見ることができました。
この日の朝は、マイナス14度にまで冷え込み、木々に美しい〝樹氷〟がついていて、モモンガが枝を折るたびに、ついていた〝氷の結晶〟が、はらはらと舞いました。
うるうるの瞳がなんとも愛らしいエゾモモンガの姿を、動画でじっくりと見ることができるのは、超レアな出来事。
この動画、もう「見る価値、ありあり!」です。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。