2024.12.29

育む

日本一になった動物園で“その辺にいる”キタキツネを飼育するワケ…「伝えるのは、命」もっと深く楽しめるポイントを獣医師ママライターが解説|【北海道・旭山動物園の楽しみ方/後編】

旭山動物園の3つの特色を解説!

旭山動物園は、一般的な動物園とはちょっと違います。

その理由は動物たちの命の尊さを伝えていく活動に力を入れているから。

「伝えるのは、命」という旭山動物園の理念をとても大事にしています。

「旭山動物園の使命」は次の4つです。(旭山動物園HPより)
1、レクリエーションの場
2、教育の場
3、自然保護の場
4、調査・研究の場
動物たちを見て楽しむだけでなく、しっかりと学んでもらい自然保護につなげていく。
それが旭山動物園の使命なのです。

そんな旭山動物園には「3つの特色」があります!

①「やっかいもの」だって生きる環境が必要

旭山動物園の特色の一つ目は、「保全活動のプラットフォーム」を目指していること。

「生物の多様性」や「動物種の保全」なんて言葉はここ最近はよく聞くようになったかもしれません。

外来生物が増えれば、本来の生態系に大きな影響を及ぼします。
元々その地域にいたはずの在来種が激減してしまい、絶滅の危機に瀕してしまうことも…

しかしながら外来生物だって、元々は人間が持ち込んでしまったケースが多いのが現状。

農作物の被害や、人や車との事故でニュースになるような野生動物たちにも、やむにやまれず人と接触してしまう事情もあります。

“勝手に”、邪魔者扱いされているそんな動物たちにも、それぞれ生きていくための環境が必要です。

旭山動物園では、こういった動物たちを捕獲するだけでなく、しっかりと調査・研究を行い、対策を進めています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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