2024.12.30
深める何度もデータを取り直し、15年もの長い年月の研究を重ね、ついにその乳酸発酵の温度管理に成功します。
欽也社長:「大体15年ぐらいたった頃にね、これが大体思ってたものができたなっていう感触がありまして」
美智子さん:「今でも覚えてるんですけど、うちの主人が私に、『うちはこれで大丈夫だ』って言ったんですよ。『漬物屋としてやっていける』って言ったのが、今でも忘れられなくって…」
欽也社長:「当時、ばあちゃんが作ってたものと同じで味が出ててね。おばあちゃんの味と一緒だとかって言ってくださる方がいらっしゃって、うれしいしいと思ってます」
常連客:「にしん漬け買いました。おいしいですよ。昔の漬物の味を損なわないで今に保ってるっていう感じで。」
常連客:「にしん漬け。時間たってくと、ちょっと酸っぱくなってったりして、そういう楽しみがある。大人になると懐かしいっていうか、その酸っぱさがいい」
常連客:「懐かしさを感じるような、素朴…飽きのこない。実家の母親が漬物好きなので、おいしいから寄らせてもらってます。」
美智子さん:「食べる人たちを絶やさない。『これがふるさとの味だ』っていうことを紡いでいく。『北海道のソウルフードここにあり にしん漬け』ということを、私はずっと語り継いでいきたいと思っております」
住所:北海道留萌市栄町2
電話番号:0164-42-0858
営業時間:午前9時~午後6時
にしん漬けをを広めるために、「にしん漬けキット」という商品を販売。
樽に大根からキャベツ、身欠きにしん、そして調味料に至るまですべて入っていて、それを寒いところにおいて、温度管理をしながら自分で育てるというキットで、とても人気です。
また、田中青果さんのにしん漬けを食べてみたいという方は、札幌三越店の地下1階や新札幌のサンピアザ店などでもお買い求めいただけます。
※掲載の内容は番組放送時(2024年12月12日)の情報に基づきます。