2年前の12月、暴風雪に見舞われたオホーツクの紋別市では、送電線を支える鉄塔が倒壊し、市内全域のおよそ1万3000戸が停電しました。
避難所ではストーブと発電機が不足し、北海道は自衛隊に災害派遣を要請。
防寒対策など、真冬の避難所生活の課題が浮き彫りとなりました。
そこで新たに考案されたのが、「テントon theベッド」です。
考案したのは、冬の避難所運営など寒冷地の防災について研究する、日本赤十字北海道看護大学の根本昌宏教授です。
ダンボールベッドの上にテントを作ることで、厳冬期の避難所生活でも低体温症を予防することが期待されています。
寒い時期に、6年前の「胆振東部地震」のようなブラックアウトが起きた場合でも、寒さをしのぐことができると言います。
というのも、根本教授によると、寒さ対策で一番大きな問題となるのが床からの底冷え。
「床からの冷気をダンボールベッドの高さで遮断しておき、かつベッドのウレタンマットで、さらにもう1つ遮熱をかけておくと暖かい空間をうまく作れると思い考案した」
『ダンボールベッド』の上に1人用のテントを設置するだけのシンプルな仕組みですが、「防寒」以外にも多くのメリットがあります。
ひとつは、プライバシーが守られること。もうひとつは、隙間風も防げることで想像以上のあたたかさになることです。
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