ほとんどの方が注文していたのは、専用窯で焼き上げたピザ!
お客さん:「外がさくっとして、中がもちっとしていて、厚すぎず薄すぎない生地だから、食べていてちょうどいい」
生地は北海道産の小麦粉を2種類使用し、専属のピザ職人が作りあげています。
弾力は残しつつも歯切れのいい食感を実現したこの生地が人気の理由です!
そして、なんといってもこの店の魅力は…
お客さん:「私チーズ苦手なんですけど、ここのは食べられる」
実は、約1700頭の牛を飼育する酪農家が経営するレストランなんです!
チーズも牧場の生乳を使い、オーナーが手作りしています。
なぜチーズ作りを始めたのか…?
秘密主義だというオーナーに顔を隠すことを条件に話を聞くと…
オーナー:「50歳、60歳になって、動物を動かすっていうことはできないから、違う仕事見つけたいなと思ったの。私、牛が好きだから、チーズ作りならできると思った。」
将来的には体力を使う酪農業を子供たちにまかせ、自分はチーズ作りで牧場を支えてゆく考えです。
2012年にチーズ工房を立ち上げ、約10年後にレストラン・大木ファームもオープンさせ、オーナーの作るモッツァレラチーズがピザの要となっています。
しかしなぜこの場所にポツンと店をかまえたのでしょうか…?
オーナー:「この山を見ながら、死にたいってずっと思っていたから。坊主山が見える場所に考えていた。」
士幌町出身のオーナー。小さい頃から生まれ育った、坊主山を眺められる場所で店を構え、今は若いスタッフの手を借りメニューもどんどん増やしています!
士幌産コーンやジャガイモをふんだんに使った地産地消のピザも人気メニューの一つです。
オーナー:「地域の人にお返ししたい。ここまで酪農をやれたっていうのは、感謝の気持ち」
そんな思いで作ったメニューが定食。
飲食店が少ない士幌町でわいわいピザを楽しめるだけでなく、働く合間にサッと来られる店を作りたいと始めました。
人気のしょうが焼き定食は、醤油にショウガやにんにく、そして粒マスタードをたれに入れることでピリッとした味わいでご飯にぴったりです!
2021年にオープンし4年目を迎えた大木ファーム。
世代や性別を越えて、少しでも多くの人に恩返しできるよう進化し続けています。
オーナー:「この店はほんとに安らぎ、休んでもらって帰ってくれればいい」
住所:士幌町中音更西2千158-8
営業時間:午前11時~午後4時
定休日:月・火曜
士幌の市街地から帯広方向に向かって国道241号線を走るとに「道の駅ぴあ21しほろ」が出てきます。
この道の駅の手前にある交差点を右折し、国道274号線を鹿追方面にまっすぐ5分ほど進むとお店があります。
着くまでに看板などはありませんが、お店だけポツンと出てくるので、分かりやすいと思います。
※掲載の内容は番組放送時(2024年12月3日)の情報に基づきます。