2021.09.26

暮らす

子どもがモノを捨てない…原因は「親子の認識の違い」にあった!?【プロの対処法】

「子どもがモノを捨てません!」とお困りのママさんは多いのではないでしょうか?

親から見るとただの紙クズや壊れかけの工作でも、「絶対に捨てないで」と言われることってありますよね。実は子どもが「モノを捨てないで」と言うのにはワケがあるんです。

片づけはモノを捨てることではない

まずはじめに、“片づけ”とは“モノを捨てる”ということではありません。いるモノといらないモノを“選ぶこと”なんです。

つまり、片づけが苦手な子どもはモノを捨てられないのではなく、その選びとる力がないか、または弱いだけ。

この選びとる力は、練習を通して、少しずつ確実につけていくことをおすすめします。

片づけをするときに親子が分かり合えない原因

親子で片づけに取り組むとき、子どもはママにモノを捨てられると思って、「いる」「大事」「使っている」という言葉で自分のモノを守っています。

それに対して、「こんなのゴミだし捨てなさい」と言っていませんか? ママからすれば、「なんでとっておくの?」と不思議でたまりませんよね。筆者もお気持ちはよくわかります。

でも、片づけを一緒にする2人が“捨てられないようにモノを守る子ども”と“捨ててほしい気持ちで片づけを始めるママ”とでは上手くいくはずがありません。


(筆者宅の実際の子どものスペースです。なかなかな散らかり具合ですよね。こんなときもあります)

まずは声掛けから変えていく

子どもに言えば言うほど、頑なになって捨てなくなることを説明してきました。今までは「これ捨てなさい!」と指示していた方も、今後はこんな声掛けをすることをおすすめします。

たとえばおもちゃの片づけの場合。「〇〇ちゃん(お子さんの名前)のおもちゃを入れている所が溢れているから、一緒に片づけしようね。おもちゃを捨てるわけではないから安心してね」と、捨てるのが優先ではないことを伝えてあげます。

そこから、使っているモノ、使っていないモノと分けていく練習を実施。「使っていないから」と捨てるのではなく、まずは“2軍”に分けて別の場所に保管してみてくださいね。それだけでも“1軍”のおもちゃが減り、片づけやすさに違いが出てきます。

おもちゃの量が多いと、どうしても片づけるのが大変になります。まずはおもちゃを分けて、“1軍”を減らす練習から始めるのがおすすめです。

最後に

最初は分けるのにも時間がかかると思います。まずは分けることができたら、それ自体を褒めてあげましょう。

筆者の子どもも、しばらくは分けたおもちゃも「全部大事」と捨てませんでしたが、何度も何度も繰り返していくうちに、「これはしばらく使っていないね」と捨てられるようになってきました。

3か月ごとなど期間を決めて、ママの心の余裕のあるときに、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?

文:佐藤ゆきこ(整理収納アドバイザー)
Instagram:@yuki_katazuke0525

【画像】yakiniku / PIXTA(ピクスタ)

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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