2024.11.29
暮らすつるつる路面のでき方にはいろいろなパターンがありますが、
大きくは以下の2つに分類できます。
①雪や氷の路面の表面が融けて、一度水になり、再び凍ってつるつるになるパターン
朝までは、歩くとキュッキュと音がする真っ白できれいな圧雪で歩きやすかったのに、夕方には圧雪の表面がつるつるになっていて、危なくて歩くのも大変…というのは、こちらのパターンです。
おそらく、日中に気温や太陽の日射、自動車の熱などで表面が融けて水ができ、夕方以降の気温の低下に伴って、それが凍ってしまい、つるつるになってしまったのです。
②降ってきた雨が凍って、つるつる路面になるパターン
パターン②の代表的な路面は「ブラックアイスバーン」という路面です。道路の表面が見えているのに、つるつるのスケートリンクみたいになってしまう、下の写真のような路面です。
いずれのパターンも、つるつる路面の「つるつる」の犯人は氷です。
雪の路面ではなく、氷の路面のとなることで、平坦で摩擦力の小さい滑りやすい路面となります。つるつる路面の発生条件については、ウインターライフ推進協議会のホームページ「転ばないコツおしえます。」にも記載されていますので、是非、ご覧ください。
つるつる路面がどうしてできるかがわかっていれば、つるつる路面になるかどうかの予測もできるはず…ということで、実際に私たち「ウインター推進協議会」が取り組んでいるのが「つるつる予報」の提供です。
札幌市内3カ所の路面観察情報と、気象予測情報(気温、降雪量、積雪の有無)をもとに、毎日夕方17時に、翌朝(7時~10時)の札幌市内の冬期歩道路面の滑りやすさを予測し、「つるつる予報」として提供しています。
「レベル1:あまり滑らない」、「レベル2:滑りやすい」、「レベル3:非常に滑りやすい」の3つのレベルで翌朝の滑りやすさを予測しています。
この「つるつる予報」は、「ウインター推進協議会」が運営する「転ばないコツおしえます。」のトップページで公開しています。今年は、令和6年11月29日(金)の17時から、つるつる予報を開始することになりました。皆様にも、毎日の生活に「つるつる予報」を取り入れて、安全な冬をともに過ごして頂けると幸いです!
次回は、具体的な転倒防止対策のひとつ、「冬靴の選び方」についてご紹介します。安全・安心・楽しく、冬を過ごすための豆知識を、ぜひお見逃しなく!
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連載「冬の安全・安心・快適なくらしをお届け!だって冬がすきなんだもん♡」
文:「ウインターライフ推進協議会」・永田泰浩(やすジュニア)
編集:Sitakke編集部 ナベ子