北海道のあす29日(金)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
冬がはじまりますよ!これまでは季節が進んだり戻ったりを繰り返していましたが、札幌の今後の気温変化を見ると、寒い日が続くんです。
平年並みか少し高めではありますが、日中でも5度前後、朝晩は0度くらいでしょう。ただ、気温が低いと空気は澄んで、イルミネーションは一層輝きを放ってきれいに見られそうです。
山からの夜景もきれいに見えそうです。ただ、寒気の影響で天気は変わりやすく、山に雲がかかることもあるので、天気予報をこまめに確認してください。きょう(28日)日中は広く日ざしが出ましたが、寒気の影響で今夜からあすにかけて各地で雨や雪が降ります。
予想降雪量を見ていきます。
まずは地図の左、28日(木)夜から29日(金)明け方にかけては日本海側や十勝地方で雪が降ります。
量は0~5センチでうっすら積もる程度ですが、帯広では今シーズン初めての積雪となるおそれがあります。路面凍結に注意です。画面の右側、あす日中の予想降雪量ですが、引き続き日本海側を中心に雪が降り、濃い青色、旭川など上川地方や空知、後志地方では多いところ10センチ前後と雪かきが必要になりそうです。
では、あす29日(金)の天気と気温です。
日本海側は雪が降り、海岸部でふぶくでしょう。その他も雨や雪が降ります。全道的に落雷や突風にも注意して下さい。気温は今日と同じか4度ほど低いでしょう。
では、あすの時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝は湿った雪が降り、傘が必要です。その後も後志地方は雪で積雪が増えるでしょう。渡島半島は雨やミゾレが降りやすいです。札幌ではあす夜、雪がうっすら積もるでしょう。
道北・空知です。
朝から雪が強まり、午後は風も強くふぶくでしょう。電線などへの着雪にも注意して下さい。旭川や滝川など内陸で雪かきが必要です。岩見沢はうっすら積もる程度でしょう。
道東・オホーツク海側です。
午前中は各地で雨や雪が降り、十勝地方では広く雪が積もりそうです。雷を伴い降り方の強まるおそれがあります。午後は晴れますが、枝幸は雪の降る時間があるでしょう。
では、週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
30日(土)1日(日)も日本海側を中心に雪で、旭川ではまとまった雪が降ります。海岸部では警報級の暴風の吹くおそれがあります。吹きだまりに備え、車の中にスコップの準備をしておきましょう。札幌でも土日は5センチから10センチの雪が降ります。
つづいて、太平洋側です。
土日は函館などでもうっすら雪が積もりそうです。道東は晴れても風が強いでしょう。寒くて空気もカラッとします。ストーブなど火の取り扱いに注意しましょう。
では、あすの札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
あすは寒いので、暖かくしてください。朝はミゾレで傘が必要です。夜は雪が降るため、フード付きの上着があると良さそうです。路面状況の変化にも注意して下さい!
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※28日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。