「この冬の天気の見通しとシーズンはじめの注意点」について、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
きょう、11月22日(金)は、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」です。
雪が降り始めるころで、北海道では本格的な雪のシーズン到来とも言えますね。
街の景色もだんだん冬らしくなってきました。先日、気象台から3か月予報(12月~2月の冬の見通し)が発表されました。この冬の天気の見通しと、シーズンはじめの注意点について、お伝えします。
「この冬は雪が多くなる」おそれがあります。
原因は、強い寒気と低気圧の影響を受けやすいからです。
月ごとに詳しく見ていきます。
12月の降水量は平年並みか多くなりそうです。
まだ日中はプラスの気温となるので、雪が積もったりとけたり、濡れたり凍ったりを繰り返し、路面状況が変わりやすくなります。ツルツル路面も多発するかもしれませんね。
1月の降水量は平年並みか多く、2月は平年並みの予想で、雪かきが必要な日が多くなりそうですよ。
低気圧の影響を受けるということは、北海道付近で低気圧が発達しやすくなりそうです。
猛吹雪など「冬の嵐」や、局地的なドカ雪にも一層の注意が必要です。停電や車での立ち往生に対する備えも万全にしておきましょう。
低気圧が発達して風が強まると流氷の動きが激しくなります。一日で一気に近づいたり離れたりするので、流氷観光はタイミングが大切です。
雪のシーズンはじめということで、歩き方や車の運転の仕方を確認しておきましょう。
歩くときは歩幅を小さく、足の裏全体を地面につけてペンギン歩きを心がけましょう。
車は”急”のつく運転を避けて下さい。急ブレーキ、急アクセル、急ハンドルも控えましょう。
どちらにも言えることは、時間と心にゆとりを持つことです。
この冬も事故のないよう、気を付けましょう!
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
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連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※22日午後2時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。