2024.11.07

育む

勉強や食事を一緒に…子どもたちに“第3の居場所”「無料」の裏で運営の苦しさも

保護者にとっても「ありがたい」

保護者にとっても「えんぴつとはし」は大きな存在です。

「親が教えると、どうしてもイライラしたり…」
「自分のころのやり方と今のやり方は違うので、将来、先生を目指されている人たちに教えてもらうのは、すごくありがたい」

午後5時すぎ。
1時間ほど勉強したあとは、夕食の時間です。

この日は、用意された4種類の弁当から好きなものを選びます。
一部は、地元の弁当店から無料で提供されたものです。

提供している宅配給食いちご配食センターの林健太郎さんは「制限なく子どもたちを受け入れるというのが、すごいなと思ったので、少しでも援助できれば」と話します。

『えんぴつとはし』は事前に申し込めば、小学生や中学生なら、人数の制限なく誰でも無料で利用できます。

北海道教育大学旭川校の高橋一将准教授は、「“鉛筆”と“箸”を子どもたちに提供することで、彼らの将来に“橋をかけたい”という気持ちもありますし、その子どもたちが場合によっては、社会の端にいる場合もある」と名づけた意味を話します。

「そういった子どもたちに対して“鉛筆”と“箸”で、将来に結び付けてあげたい」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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