2024.11.04

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「誰が見ても楽しめる作品」をつくりたい。札幌で20年以上活動し続ける劇団、“弦巻楽団”の想いとは

堰八アナ:「男同士のぶつかり合い」ということですけど、Sitakkeのメインの読者である女性の方にメッセージをお伝えするとしたら?

弦巻さん:ストーリー上は男同士の戦いだけれども、そこで描かれている構図は女性の方にも起こりうると思います。それは、自分のアイデンティティーが一瞬にして奪われてしまうかもしれないというリアリティや切迫感です。現代の女性は、男性よりも、家庭や仕事といった「より所」を無くして、闘っている人が多い気がします。仕事に全てをかけるか、家庭に全てをかけるか。
この作品における「テレビ開発」は、子育て経験のある専業主婦の女性の立場から見ると「子供」になるのかもしれません。
例えば、必死に子供を育ててきたのに、離婚しなければならなくなった時、一方的に子供を奪われてしまうケースのような…。
そういう意味で、年齢性別問わず共感し、楽しめるような作品に仕上がっていると自負しています。

堰八アナ:どんな舞台になるのか、ますます楽しみになりました!弦巻さん、本日はありがとうございました!

舞台「ファーンズワース・インヴェンション」

・公演日時:
11月21日(木)14:00/19:00
11月22日(金)14:00/19:00
11月23日(土)14:00/19:00
11月24日(日)14:00    
※全7ステージ。※開場は開演の30分前。
※上演時間は約120分を予定。

・会場:生活支援型文化施設コンカリーニョ
・住所:北海道札幌市西区八軒1条西1丁目2-10 ザ・タワープレイス1F

・チケット料金(税込)
予約・前売券 一般:4,000円 U-25:2,500円 高校生以下:1,000円 ペアチケット:6,000円
当日券 一般:4,500円 U-25:3,000円 高校生以下:1,500円

・公式HP:https://40farnsworth.tsurumaki-gakudan.com/

〈弦巻楽団〉
2003年、脚本家・演出家の弦巻啓太が「様々な演劇人とのコラボレーションの場」として、北海道札幌市に設立。
ウェルメイド・コメディを中心に、社会問題を描く会話劇、人生の逃れられない切なさをテーマにした作品、さらには宇宙を冒険するSFまで、幅広いジャンルの作品を上演しています。わかりやすい語り口と深い洞察を兼ね備えた「物語」によって、札幌の演劇界で確固たる支持を得ている。

***
文・写真:太野垣陽介(シーズ)
編集:Sitakke編集部YASU子

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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