HBCテレビ「グッチーな!」より、選りすぐりの情報をお届けします。
札幌北区の小学校。子どもたちの歌声が、体育館いっぱいに響き渡ります。
曲の名前は『地球へ』。ことし、小学5年生の音楽の教科書に掲載されました。
楽曲を手掛けたのは、札幌出身のシンガーソングライター・半﨑美子さんです。
「曲に込めた思いを、子どもたちに伝えたい」
この日、半﨑さんは学校を訪れ、特別授業を行いました。
『地球へ』は、1980年代にアイドルとして一世を風靡した、故・本田美奈子.さんが白血病で亡くなる前に、書き残していた文章から作られました。地球環境の未来に憂いを感じた、本田さんの直筆のメッセージが遺されていたのです。
半﨑さんは「本田さんの手記には、彼女なりの共生の形が示されています。子どもたちが、このメッセージをどう受け止め、歌ってくれるかが意味深いと感じました」と話します。
楽曲を手がけた半﨑さんの前で、子どもたちが『地球へ』をのびのびと歌います。
「子どもたちが担っていく未来っていうものの形が、この歌でひとつなにか結ばれた気がして、胸がいっぱいです」と、半﨑さんは、ときおり涙が浮かべながら見守ります。
歌い終わった子どもたちは「地球をすごく大事にしてるってことがよく伝わります」「地球の環境とかもっとよくしていきたい」と感想を話していました。
「人と地球が上手に共生していかなくてはいけない」。そんな気持ちを大切にしている半﨑美子さんは、未来の子どもたちの「えがお」につながる活動に取り組んでいます。
イオン北海道とHBCのコラボ企画『えがおのバトンプロジェクト』です。
このプロジェクトは、広く一般の方から「えがお」を集め、北海道の「子ども食堂」の運営支援に繋げるという活動です。
嬉しかったことや楽しかったことなど、心が温まる「えがおエピソード」や、楽しいひとときの「えがおフォト」の投稿を募集し、1投稿を1スマイルとしてカウント。集まったスマイル数が、道内の子ども食堂の支援に繋がります。