2024.10.26

出かける

老舗銭湯が「若者も繰る場所へ」幾度の対立・トラブルも乗り越えた38歳【北海道・旭川市】

オープンまでも波乱の道のり

「菊の湯」前経営者の熊谷さんが、「新生・菊の湯」を見守ります。

「2度と風呂屋はやらないと思っていた。若い人たちがやらせてくれ、やらせてくれって何とか再生させたいと言うから。新しい感覚で経営していくなら、それはそれでいい」

当初は、5月の大型連休までにオープンする予定でしたが…

引き継いだ塩路さんは建物の老朽化に苦労していました。

「めちゃくちゃ大変です。想像していた以上に大変。1年の間で、これだけ老朽化していくのを肌で感じている」

本来は、新・菊の湯の運営にタッチしないつもりだった前の経営者の熊谷さん。
作業の遅れを見かねて、本腰を入れ始めます。

8月には、待望のロウリュ式サウナの設置や配管工事が完了。

そしてようやく試験運転の日を迎えましたが…
今度は、何度点火してもボイラーがうまく動きません。

じわじわと塩路さんに焦りの色が…。

「職人も初めて扱うバーナーだったので、どうなることかと思った。一瞬、目をそらしていたけど、最悪の展開にならなくてよかった」

原因は煙突の目詰まり。ようやくボイラーに火がつき、浴槽に湯が張られ、目玉のロウリュ式サウナも無事に動き出し…。

「最高です。思った以上にいい」

塩路さんもようやく笑顔です。
そして待ちに待った開店の日がやってきました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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