ニセコアンヌプリなどのニセコ連山、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山、そして清流日本一の尻別川。そんな大自然に囲まれている“ニセコ”は、近年観光需要も高まっている非常に人気のスポットです。
豊かな自然を体感し、その恵みを味わうことができるニセコは魅力がいっぱい! 今回は、さっぱりと食べることができるおいしいそばの名店『手打蕎麦いちむら』をご紹介します。
JR函館本線倶知安(くっちゃん)駅から車で約10分の場所にある『手打蕎麦いちむら』は、いつも行列ができている人気店です。
『手打蕎麦いちむら』では、つなぎ2割、そば粉が8割の『二・八(細切)そば』と、そば粉を100%使用した『十割そば』(150円増・数量限定)の2種類から選べます。そば自体の香りとほどよいコシが心地よい上質なそばを堪能できますよ。
今回、筆者がいただいたのは二・八そばの『天ぷらせいろ』(二・八そば1,850円)。そばの風味とのど越しがよく、もう一枚せいろの追加注文をしてしまいそうな勢いでいただきました。
『手打蕎麦いちむら』には5つのこだわりがあります。
北海道・黒松内町の契約農家から玄そばを仕入れているのだそう。厳選された玄そばで農薬不使用というこだわりです。
5種類の節からとったダシもなんとも香り豊か。このダシをたっぷり浸けて味と香りを存分に味わいたいので、筆者はちょこっと浸けていただく粋な食べ方はできません。
ニセコの地元の湧水『甘露水』を使用し、その清らかな天然水から生まれたそばとダシは格別です。
背筋がピンとした立派な海老は甘みがあり、今にも踊り出しそうな食感! 抹茶塩でいただくと旨味がより際立ちました。
ズッキーニの天ぷらはみずみずしさを感じました。舞茸の香りは鼻をスッと抜け、綺麗に包丁が入った茄子のじゅわっとやわらかな味わいがたまりません。天ぷらにすると甘みが増すとうもろこしは、1本まるごと食べたくなるほどの美味しさです。
※季節により具材は変わります