さて、お腹がいっぱいになったところで、花園のネオンの中を歩いていると若者も入りやすそうなおしゃれな喫茶店やバーも発見。花園って意外とカジュアルに楽しめるのかも?なんて思いながら歩いていると、レトロな赤提灯の中から陽気に近づいてくる人影が。
たまたま、昔からお世話になっている“小樽通”、大塚さんと遭遇し、花園探索の案内人として同行してくれることに。
心強い味方と合流したところで、花園に来たならやっぱりスナックに行きたい!
できれば、かわいいママと楽しくおしゃべりができるスナックに行きたい!
大塚さんが、かわいいママがいるスナックに行きたいと言う私たちを連れてきてくれたのは「スナックKirara」さん。
スナックのドアってどうして重たくて開けにくい雰囲気になっているのでしょう?ドキドキしながらKiraraさんのドアを開けます。
ちょっと緊張しながら入店した私たちを愉子ママが明るく出迎えてくれました。かわいい!
愉子ママは「愉快な子になるように、愉子って名前になったの」と話してくれ、美味しいお酒と楽しいおしゃべりにすぐに打ち解けました。
飲み放題は席料(チャージ料)込み4,000円で、飲み放題メニュー以外を飲みたいなら席料は2,000円+ドリンク料金となるそう。初心者は飲み放題がおすすめ。
スナックの作法や料金形態も知らない私たちにも、丁寧に教えてくれました。カウンターが10席とボックス席もあり、店内もきれいで落ち着く雰囲気。一人でも来れそうかも。
さらに、愉子ママは小樽の伝統的な太鼓、潮太鼓の名手で、お父さんの代から親子3代で潮太鼓の打ち手として活躍されているお話を聞かせてもらいました。
小樽港に豪華クルーズ船が入った時は、潮太鼓を披露しておもてなししているのだそう。船のデッキからお客さんに喜んでもらうのが嬉しいと笑顔で話してくれました。
他にも愉子ママの子どもの頃のお話や家族の話など、愉子ママの波乱万丈な経験も聞きました。常連になって人生相談とかしてみたい。
美味しいお酒と楽しいおしゃべりは時間を忘れさせます、あっという間に23時前に。
小樽発札幌行きの最終電車に乗るにはもうタイムリミット…
愉子ママと大塚さんにお見送りしてもらいながら、今回の花園めぐりは終了。
今回の花園探索、0次会にぴったりなレンガ横丁から始まり、1軒目の柳助さんは地元住民に愛される小樽ならではのご馳走を楽しめるお店、2軒目のスナックKiraraは小樽の伝統・潮太鼓と、親子3代に渡って小樽のおもてなしの心を大切に受け継いで来た方々との出会いがありました。
2人で札幌行きの電車に揺られながら愉子ママの「夜のまちは、毎日ドラマがあるの」という言葉を思い出しました。
「“花園”が積み重ねてきたドラマをもっと知りたい」なんて思いながら、地元・小樽の知らなかった一面と花園の奥深さを感じ、帰路につくのでした。
02-スナックKirara
北海道小樽市花園1丁目9-7 DAISUビル2階
電話 0134-33-4100
◯おたる屋台村レンガ横丁は屋台で買ったものをベンチ席で持ち寄って食べられるので、0次会にしたり、待ち合わせなどにもぴったり。気軽に立ち寄ってみよう。
◯小樽観光協会ナイトインフォメーションの安心感が半端ない。夜の小樽観光の心強い味方なので、まずは相談してみるとよし◎
◯メニューのこだわりやお店のことを聞いたり、お店の方とのコミュニケーションも楽しめると、より食事やお酒が美味しくなる!(もちろん忙しいときは応えられないときもあり)
◯花園のスナックは安心して飲めるお店が多く、しつこい客引きもないので、ネオンや行灯が並ぶレトロな街並みをぷらぷら歩きながら、ピンとくるお店を選ぶのも楽しい。
◯地元の常連さんとの出会いも積極的に楽しんだもん勝ち。ネイティブ小樽弁や小樽のカルチャーを感じながら、ローカルな空気に浸ろう。
内容は、掲載時点(2024年9月)の情報に基づきます。