小樽観光協会が運営するWebマガジン「小樽通(おたるつう)」より、選りすぐりの情報をお届けします。
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「小樽・花園」と言えば、小樽の昔からある飲み屋街。
観光地となっている寿司屋通り程近くに「花園銀座商店街」通称“花銀”があり、その路地にはスナックやバーが立ち並んでいる飲み屋街があります。
静かに輝く花園の飲み屋街のネオンは素敵なドラマが始まる予感がしてきませんか?
美味しい食事とお酒、楽しい出会いを求めて、小樽出身・札幌在住の幼馴染女子2人で花園をめぐります。
近年の北海道らしからぬ暑さも和らいできた9月某日、私と幼馴染の友人は地元・小樽駅前に立っていました。
時刻は18時、快速エアポートに乗れば19時前には札幌駅に着いて、いつものチェーン店の居酒屋で食事もできる時間。
しかし、今日はいつもと違います。これから私たちは小樽の魅惑のナイトスポット「花園」に繰り出すのです。
子どものころ、たまに夜遅く帰ってきた父や母が「ハナゾノで飲んできた」とほろ酔いながら話す様子から、楽しい時間を過ごしたんだと子どもながらに感じていました。そんな大人が楽しむナイトスポット「花園」を大人になった今探索し、地元・小樽の新たな一面を見てみたい。
ということで、私は同じく札幌在住で小学校から一緒の幼馴染(もちろん小樽っ子)と合流し、花園に向かいました!
遡って30分前。
いきなり花園に突撃しても、結局何にも辿り着けないことは避けたいので、サンモール一番街にあるおたる屋台村レンガ横丁でまずは作戦会議。
レンガ横丁は、屋台が立ち並び、赤い提灯やのれんがレトロな雰囲気を醸し出しています。屋台には「おでん」「焼き鳥」「ジンギスカン」など魅力的なメニューが目に入り、「もうここで食べてもいいのでは?」なんて誘惑を振り払い、細い路地を進みます。
奥にはテーブルとベンチがあり、ここは自由に座ってよく、周りの屋台で購入したものをここで食べたり飲んだりすることもできます。席料なしで気軽に利用できるため、今回のようなちょっと座って次の行き先の作戦会議をしたい時や待ち合わせにもぴったり。とりあえず買ったビールを片手に、しばらくお互いのスマホと睨めっこし、花園でまずは食事ができるお店を探した。
が、花園は思っていたよりもたくさんのお店があり、googleや予約サイトの口コミを読み漁っても時間が経っていくだけで、優柔不断な私たちにはお店を選びきれなかった!