新そばが楽しみな時期がやって来ました。伝統の味を次世代につないだそば屋「秦食堂」(陸別)、「かし和家」(浦幌)、「そば蔵 大正(笑)庵」(芽室)を紹介。味わいだけでなく、店の温もりまでもつないでいます。
1947(昭和22)年創業の秦食堂は、親子3代でのれんを守ってきた老舗そば屋。昨年7月から休業していたが、今年7月より後継者に地域おこし協力隊の山崎聖弥さんを迎え再出発した。
提供するそばは幌加内産のそば粉を使用し、つなぎは一切使わない十割そば。そば打ちの際に熱湯を使用してそば粉の粘りを強め、切れることなくコシが強い麺を作り出す。
7月から秦さんと一緒に店を切り盛りする後継者の山崎さんは東京の洋食店などで経験を積み、「地元の飲食店を盛り上げていけたら」と今年5月に地元陸別へUターン。秦さんのもとで働きがら一日でも早く師匠の味に近づけるよう、腕を磨いている。最長3年の任期後、店を継ぐ予定だ。ベテランから若者へバトンをつなぐ秦食堂の未来は明るい。
北海道陸別町大通
Tel:0156・27・2048
営:11時~15時(そばがなくなり次第終了)
休:日曜
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