キテネ食品館で売られているこちらのうどん。
実は、餃子の皮の余った部分を集めて練り直して作ったんだそう!
お値段は150g37円・39.96円です。
茹で上がりが“ツルモチ食感”で、美味しくしかも安くできる商品だと店側は胸をはります。
このほか、カタチが少し崩れた規格外の豆腐を仕入れて安く販売するなど、店頭ではできる限りの努力が続けられています。
この先、値上げは年末にかけて沈静化する見通しです。
少しほっとする反面、厳しい状況が続くのではないか…という心配もありますが、実は明るい話もあります。
それが、「最低賃金の上昇」です。
国が定める最低賃金が10月から引き上げられました。これによって、北海道では【時給960円→1010円】になり50円アップします。
北海道でも、ようやく1000円の大台を超えることになります。
札幌市中央区の弁当店『はちわか』。パート従業員が24人います。
時給はすでに最低賃金以上になっていますが、人員確保のため、10月から全員の時給を50円以上アップします。
『はちわか』の八若晋二社長は「時給を50円上げたら、50円の経費がかかるので弁当を値上げしないといけない」と話します。
「弁当に入れる食品を削っても客は分かるので、またお客が居なくなる。うちの場合は、絶対に食品を削ることはしない」
一方、従業員は給料が上がることに歓迎の声がほとんど。
ただ、賃金が上がることで、こんな心配もあります。
「時給が上がるのはいいけど103万とか130万になっちゃうし、そうなると働きたくても働けない」
“年収の壁”を超えると、扶養から外れたり、社会保険料が発生したりするため、働く時間をセーブする人もでてきそうです。
そうなると会社側には、減った分の労働力をどう確保するか、新たな悩みとなりかねません。
先週、国税庁が公表した調査結果では、民間企業で働く人の去年1年間の給与は【平均460万円】でした。
これは3年連続の増加で、過去10年で最も高い額となりました。
ただ、この10年で一番暮らしが楽か…というと、そういう実感がないという方がほとんどではないでしょうか。
実態として、まだ物価の上昇に追いついていないのかもしれません。
物価が上昇しても、賃金の上昇とバランスが取れれば、景気は上向く。新たに国のリーダーになる人には。しっかり経済対策をやってほしいものです。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年9月30日)の情報に基づきます。
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