2024.10.15

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「赤ちゃんの心臓が止まってました」こころが男性どうしのふうふが抱えてきた思い【忘れないよ、ありがとう④】

「こころが男性どうし」のふうふ、ちかさんときみちゃん。
2人が歩んできた、家族の道のりです。

連載「忘れないよ、ありがとう
(最新話公開を前に、家族のこれまでを改めてお伝えします)

希望にあふれた子に

2021年12月24日、クリスマスイブ。札幌の夜景を一望できる展望台に、1組のふうふが訪れました。

クリスマスツリーの横でほほえむのは、きみちゃん・29歳。からだは女性、こころは男性のトランスジェンダーです。きみちゃんの写真を撮っているのは、3歳年上のちかさん。からだは男性、こころは男性ですが、日によって女性寄りの日もあって、好きになるのは男性だけ。

2人は、「こころが男性どうし」のふうふです。

きみちゃんのおなかには、新しい命が。出産予定日はちょうど1か月後。羅希(らき)と名付けることに決めています。「希望にあふれた子に育ち、人を希望に導けるようになってほしい」という想いを込めて、羅針盤の「羅」と希望の「希」を組み合わせました。

連載「忘れないよ、ありがとう」ではこれまで、結婚や妊娠に葛藤しながらも、明るい未来を思い描いていく課程をお伝えしてきました。でも…待ちに待った羅希ちゃんとの対面の日は、思いがけない形でやってきました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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