2024.10.09
深める大竹アナ:「タイトル未定」の魅力のひとつといえば、素晴らしい楽曲!私もお風呂に入りながらいつも口ずさんでます(笑)。特に歌詞がね、3人をイメージして書かれたのかな?というくらいイメージがマッチしていますよね。3人の一番お気に入りの曲を教えてほしいです。
のあ:私は『綺麗事』という曲ですね。自分がグループに加入したタイミング(2020年12月)直後にリリースした曲ということもあって、とても思い入れがあります。歌詞も自分にあてはまる部分が多くて...。
なかでも「綺麗事を言わせてよ 夢とは叶うためにある」という歌詞が好きです。たとえ周りに笑われることがあったとしても、真剣に夢に向き合っていきたいなって。そんな勇気をもらえる曲なんですよ。
あべはな・優花:(大きく頷く)
優花:私は常に最新曲を一番好きになる傾向にあるんですけど、一番大切に思っている曲は、2020年7月にリリースした『薄明光線』です。正直、当時の私は、これから自分がどういうアイドルになりたいのか、ビジョンが見えてなくて…。そんなときに、この曲と出会いました。
“アイドルらしくない曲だな”、というのが、第一印象。でもすごく心が惹かれました。この曲のおかげで、「ああ、私、こういう表現がしたかったんだな」って気づくことができた気がします。今でも私の指針になっている、とても大切な曲です。
あべはな:私は『青春群像』がお気に入りですね。この曲は、2021年5月に実施したツアーで、数量限定で手売り販売したアルバムの表題曲です。そして、私たちのターニングポイントにもなった曲だと思います。
「アイドル楽曲大賞」っていう、インターネット上でのアイドルファン有志たちが投票で優れたアルバムを決めるという企画があるんですが、『青春群像』のアルバムが、その年の大賞に選ばれたんです。
優花・のあ:(懐かしそうに頷く)
あべはな:遠征帰りの電車の中で、受賞発表を見ました。電車内なので、嬉しくてもあまり大きな声は出せなかったから、みんなで無言で握手しながら、涙流してね…。あぁ、懐かしい。
この曲をきっかけに、他の曲も聞こうかな、ライブに行ってみようかな、と思ってくれた人もたくさんいたみたいで。その頃から、グループとしてもいい意味で風向きが変わった気がします。
大竹アナ:2020年から活動をスタートして4年。最近の3人は、ツアーだったり、全道各地のイベントだったりと大忙しですよね。「タイトル未定」として、これから目指したい姿ってどんなものでしょう?
のあ:私にとって「タイトル未定」は青春そのものです。それはずっと変わらないし、応援してくれる皆さんにとっても、そんな存在であり続けたいなって思います。
あべはな:ありがたいことに、応援してくれる人の数や層もそうですし、こうして関わって頂くメディアさんの数も、ここ数年ですごく増えました。とっても嬉しいですし、背筋が伸びる思いですね。これからも、「何者かになろうとしなくていい 何者でもない今を大切に」という私たちのコンセプトを大切に、私たちらしいパフォーマンスを届けていきたいです。がんばります。
優花:私は、さきほどお話したように、自分自身のアイドルとしてのビジョンが見えず、とても悩んでいた時期があったんです。そんなとき、『薄明光線』という曲と出会えたことが、すごく心の支えになりました。まるで、当時の自分の心境を歌ってくれているような…寄り添ってくれる感覚。私も、そんな表現に挑戦していきたいな。“アイドル”という立場を通して、人の心にもっと寄り添える表現を届けていきたい。私たち「タイトル未定」にしかできないことを、これからも見つけていきたいです。
大竹アナ:…今日こうしてお話を聞いて、3人のことがもっともっと好きになりました。ありがとうございました!