2024.10.08
出かける二番庫は物販スペースで、箱菓子やケーキなどが並びます。
ドゥーブルフロマージュの期間限定フレーバー「抹茶ドゥーブル」を、ほかの店舗に先駆けて販売。限定商品も開発中だということです。
物販スペースはガラス張りで囲われる予定ですが、そこにもマチへの思いがありました。
「旧小樽倉庫」の壁の作りを、内側からそのまま見られるようにしているそうです。
外から見ると歴史を感じる石造りの建物でしたが、内側からは木の柱が見えます。「木骨石造」という作りで、火事に強く、夏は涼しく冬は暖かいという特性があるそう。小樽で多く見られる建築技法です。
壁沿いには北海道の作家の作品を飾り、ギャラリースペースにする予定だといいます。物販でも道内のクラフト作家の作品を販売する計画もあります。
建物や展示から、歴史や文化を感じられるようにする試みです。
2025年春には「三番庫」にカフェ・レストランもオープン予定。小樽産の食材を使い、食からも小樽を知ってもらえるようにしたいと言います。
取材当日、掲げられたばかりの看板。
「ルタオ」の文字の上に書かれた“Nostalgic Modern.”(ノスタルジック モダン)はブランドコンセプトのひとつで、ノスタルジックな景観を活かしながら、新たな魅力を作り続ける小樽への共感が込められています。
加藤店長は、「歴史ある『旧小樽倉庫』で、新しいチャレンジをしていくこの店は、商品を販売するだけでなく、観光客や地元の人にも愛される場所にしたい」と話してました。
取材前、小樽運河沿いから新店舗を眺めていると、人力車が通りかかりました。車夫は、設置されたばかりのルタオの看板を指さし、笑顔で乗客に語りかけます。
マチの歴史を受け継ぎながら、どんな魅力を生み出していくのか。
新たな観光スポットとなる「ルタオ運河プラザ店」は、10月11日オープンです。
・北海道小樽市色内2丁目1-20
・JR小樽駅から徒歩10分ほど
・定休日:なし
・営業時間
一番庫
テイクアウト:午前10時~午後10時(ラストオーダー午後9時)
バー: 午後1時~午後10時(ラストオーダー午後9時)※カクテル提供は午後6時から
二番庫 午前10時~午後6時
三番庫 来年春オープン予定
連載「ごほうび糖分」
※掲載の情報は取材時(2024年9月末)の情報に基づきます。最新の情報は店舗のホームページ等でご確認ください