2024.10.08
出かける前庭から入ってすぐの一番庫は、「テイクアウト」と「バー」のスペースです。
テイクアウトには、「ドゥーブルフロマージュ」を贅沢に乗せたパルフェなど、限定スイーツが登場します。北海道産のハスカップやイチゴの甘酸っぱさと、濃厚なジャージーミルクソフトクリーム。
さらにこの店舗の住所でもある「小樽市色内」の名前をつけたラングドシャ「小樽色内通りフロマージュ」も飾られています。
とろけるバスクチーズケーキを、シュー生地の器に合わせた食べ歩きスイーツ「オタルタ」も、店舗限定商品です。
テイクアウトした商品は、一番庫や、隣り合う庭のフリースペースでも食べることができます。
このフリースペース、商品を購入したお客さんに限らず、誰でも自由に使っていいと言います。
この建物「旧小樽倉庫」は、これまで長年「運河プラザ」として、観光案内所や休憩スペースの役割を担っていました。
ルタオ運河プラザ店の加藤俊介店長は、「これまで同様、観光客にも気軽に休んでもらえる公共スペースを作ります。商業目的だけでなく、『小樽の憩いの場』となる店にしたいです」と話します。
小樽市と協力し、マチの歴史を感じられる写真を展示するスペースも作るそう。
加藤店長は、「小樽はルタオの原点です。創業当初からうまく行っていたわけではなく、地元の方々の協力があって、ここまで来られました。恩返しの意味も込めて、小樽を深く知ってほしいという思いがあります」と話していました。
「バー」は夜10時まで営業し、パフェや、パフェに合うカクテルを提供します。
たとえば、ティラミスのパフェにペアリングするカクテル・アレキサンダーには、ルタオの生クリームを加えているそう。
バーはルタオ初の試み。多数のスイーツを生み出してきた経験が、パフェやカクテルにどう活かされるのか、楽しみな注目ポイントです。
Sitakkeでも以前、小樽は「日帰り観光」で宿泊しない人が多く、夜をどう過ごしてもらうかがこれからの課題とお伝えしました。
加藤店長は、「ルタオでは夜営業は初の試みですが、隣の小樽運河でも夜のクルージングもありますし、地元の人にはよく知られた飲み屋街もあります。夜の観光が盛り上がるよう、観光客に知ってもらえれば」と意気込んでいました。