2024.10.01

暮らす

96歳の“看板娘”元気の秘訣は「おしゃれ」高齢者の4人に1人は働く時代の就活事情

高齢者の「若返り」と人手不足

厚生労働省によりますと、65歳以上の高齢者で、仕事をしている人の割合=就業率は、2011年、25.2%と過去最高を記録。

中でも、65歳から69歳では、半数以上の人が仕事についています。

高齢者の就業率が上がっていることについて、ニッセイ基礎研究所生活研究部の前田展弘上席研究員は「人手不足」が大きな要因だと話します。

「人手不足の波が、高齢者の領域にも及んでいることが大きい。同じ年齢で昔と今を比べると、10歳ぐらい若返っているような実態があるので、まだまだ元気でやれるという。そういったところから高齢者の就労数・就労率も上がってきている」

そんななか、90歳を超えてなお、現役で働く女性がいます。

後志地方の留寿都村で100年以上続く元祖みそまんじゅうの店「梅屋」の坂田愛子さん。1928年(昭和3年)の生まれで、なんと今年で96歳です!

もちもちの皮でこしあんをつつんだ「元祖みそまんじゅう」は観光客にも有名で、早々に売り切れる日も。

人気店を切り盛りしてきた坂田さん、いまも店頭に立ち続けてます。

「商売やって49年。変な話、私が出るとお客さんが喜ぶのよ。会えたってね。お客の8割が私のことで心配するんだって。出てあげた方がいいのかなと思ってね」

96歳とは思えない、ハキハキしたしゃべり方で、姿勢もよく、衰えなど微塵も感じさせません。

趣味の日本舞踊や、ボランティア活動もしている坂田さん。
あふれる元気の源を聞くと?

「人のために一生懸命頑張ろうというね。そういう気持ちがあるからでない?だからやっぱり社会貢献することも、活気のひとつじゃないですか。何でもやりたいことあればさ、目的あれば、やっぱり生きられるんじゃないかな」

そんな坂田さんの長生きの秘けつは「外に出て人と話すこと」「おしゃれをすること」と教えてくれました。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年9月13日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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