厚生労働省によりますと、65歳以上の高齢者で、仕事をしている人の割合=就業率は、2011年、25.2%と過去最高を記録。
中でも、65歳から69歳では、半数以上の人が仕事についています。
高齢者の就業率が上がっていることについて、ニッセイ基礎研究所生活研究部の前田展弘上席研究員は「人手不足」が大きな要因だと話します。
「人手不足の波が、高齢者の領域にも及んでいることが大きい。同じ年齢で昔と今を比べると、10歳ぐらい若返っているような実態があるので、まだまだ元気でやれるという。そういったところから高齢者の就労数・就労率も上がってきている」
そんななか、90歳を超えてなお、現役で働く女性がいます。
後志地方の留寿都村で100年以上続く元祖みそまんじゅうの店「梅屋」の坂田愛子さん。1928年(昭和3年)の生まれで、なんと今年で96歳です!
もちもちの皮でこしあんをつつんだ「元祖みそまんじゅう」は観光客にも有名で、早々に売り切れる日も。
人気店を切り盛りしてきた坂田さん、いまも店頭に立ち続けてます。
「商売やって49年。変な話、私が出るとお客さんが喜ぶのよ。会えたってね。お客の8割が私のことで心配するんだって。出てあげた方がいいのかなと思ってね」
96歳とは思えない、ハキハキしたしゃべり方で、姿勢もよく、衰えなど微塵も感じさせません。
趣味の日本舞踊や、ボランティア活動もしている坂田さん。
あふれる元気の源を聞くと?
「人のために一生懸命頑張ろうというね。そういう気持ちがあるからでない?だからやっぱり社会貢献することも、活気のひとつじゃないですか。何でもやりたいことあればさ、目的あれば、やっぱり生きられるんじゃないかな」
そんな坂田さんの長生きの秘けつは「外に出て人と話すこと」「おしゃれをすること」と教えてくれました。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年9月13日)の情報に基づきます。
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