北海道には、北海道にしかいない「かわいい」動物たちがたくさんいます。
動物たちの自然な姿に癒されるとともに、動物たちが暮らす環境に思いを馳せてみませんか?
「北海道3大かわいい動物プロジェクト」に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。
(2021年9月6日〜10日ピックアップ分)
背景に赤く見えるのは、ウラシマツツジでしょうか?
大雪山では、もうウラシマツツジなどが色づき、紅葉は見頃を迎えているようです。
エゾシマリスは、冬眠の準備で大忙しの毎日を過ごしていることでしょう。
180cmほどの穴をほり、そこに枯れ草を敷きつめたベッドを作ります。
冬眠している間も、時々目をさまして食事をするので、巣穴に運び込むひと冬ぶんの食料は、なんと1kg以上にもなるそうです。
もうすぐ大雪山は初雪を迎えます。去年は9月26日でした。
撮影:@osax.co さん
シマエナガちゃん、おかえりなさい!
夏の間、なかなか姿を見せてくれなかったのですが、秋の訪れとともに人里近くでも会うことができる季節がやって来ました。
とはいえ、まだ葉っぱも生い茂っているので、見つけるのは簡単ではありません。
シジュウカラやヤマガラの群れの中に「ジュル、ジュル」という特有の鳴き声を探します。
鳴き声がしても、姿が見えないこともしばしば。
運良く出会えても、じっとしていてくれないので、うまく撮れないことも…。
気まぐれな〝森のアイドル〟の追っかけは大変です。
撮影:@ktgwyzr さん
まだ青いクルミのふさを、ゲット!
これから、ひとつひとつ、森の中の色んな場所に埋めといて、冬のあいだの食料にするのです。
でも神様は、リスたちをちょっとだけ、忘れん坊にしたようです。
埋めたクルミやドングリの場所を、すべて思い出すことが出来ず、忘れられた木の実は、春になると土から芽を出します。
豊かな森がいつまでも続くのは、働き者のリスさんたちのおかげでもあるのですねー。
撮影:@hiro._.chi さん
食べかけの葉っぱが、ベーッと出した舌のようで、なんともかわいいですね。
すでに大雪の山々では、紅葉が進み、いつ初雪が降ってもおかしくありません。
お山のエゾナキウサギもエゾシマリスも、いまは、ひと冬を過ごすための保存食集めに、大忙しです。
暑かった夏がウソのように、すべてがいつもの秋と同じ、着実に冬へと向かう時を刻んでいます。
撮影:@kt_photolife さん
とっても大きくて、自慢の後ろ足を念入りにお手入れです。
この足で、日本のほ乳類で最速、時速80キロで草原を駆け抜けます。
ご覧の通り、肉球はなく、足の裏にも毛が生えています。
肉球は、基本的には、肉食動物が獲物に近づくときに足音を消すためのクッション的なもの。
ウサギは草食動物なので、肉球は必要なく、あってもごく小さいのです。
その代わり足の裏にも毛が生えていて、雪の上でも埋まることなく、スゴいスピードで駆け抜けます。
そろそろ冬が近づき、茶褐色の毛は、まずは足から、そして順に全身が、白い毛に変わっていきます。
撮影:@taiga0508 さん