お盆が過ぎるとテレビから流れるストーブや家庭用除雪機のCM…。数か月後には窓の外を眺めながら「今年は多いね」「まだまだ降るはず」なんて会話を交わすのでしょう。残暑が続く北海道とはいえ、着実に冬の足音が近づいています。
積雪に悩まされる道民にとって何よりも頼もしいのが、雪が降るとヒーローのように颯爽と現れ、道を切り拓いてくれる「除雪機械」の存在。しかし、身近なようで一体どんな機械なのか。実は知らない方も多いのではないでしょうか…?
本日はそんな除雪機械について聞くため、北広島市大曲にある北海道川崎建機株式会社にやってきました。お話を伺ったのは整備士の高橋飛雅(ひゅうが)さんです。
ーよろしくお願いします!まずは北海道川崎建機さんでは、どんなお仕事をされているのか教えてください
建設機械、産業機械の販売、修理、整備、メンテナンスを行っています。建設機械では主に日立建機製品の取扱い、また産業機械では川崎重工業グループ製品を多く取り扱っています。
ー除雪機械って「建設機械」と同じなんですか?
運転席のある本体は建設機械と同様で、「アタッチメント」という先端部分を除雪機用のパーツに交換して使用しています。あと、砕石現場で使用される建設機械の中には、ほとんど除雪機械と同じものもありますね。