2024.09.15

暮らす

ブラックアウトを思い出して…停電対策の売れ筋は?身近で有効な手段を専門家解説

6年前の北海道胆振東部地震で発生したブラックアウト。みなさんの停電対策は万全ですか。

2018年9月6日未明。北海道で初めて最大震度7を観測した胆振東部地震。

地震発生から18分後には、北海道内のほぼ全域となる295万戸が停電。
いわゆる”ブラックアウト”が発生しました。

冷蔵庫の食材が悪くなったり、道路の信号が止まって車に乗ることができなかったり…

「電気って何にでも使うんだ」

そう思った人も多いはず。
6年前の大規模停電を教訓に、私たちはどんな準備をするべきなのか?ブラックアウトへの備えを考えます。

【特集】“じぶんごと”防災

停電時の備えとして、どんな商品が売れているのか。札幌市内の100満ボルト 札幌清田店をのぞいてみました。

こちらのお店で売れているのが、電気を溜めておくことができる大容量のバッテリー「ポータブル電源」です。

売れ筋は1500Wクラスの商品で、1回の充電で冷蔵庫などの家電製品を1日程度使うことができます。

2024年は全国で自然災害が相次いでいることから、問い合わせが増えています。

高いものでは20万円を超えますが、さらにポータブル電源につなげる、4~5万円のソーラーパネルを一緒に購入する人もいるといいます。

また、災害対策に詳しい専門家・日本赤十字北海道看護大学の根本昌宏教授は、ポータブル電源のほかにも、車のシガーソケットから電源を確保する方法も有効だと話します。

「車に1500Wのソケットを装備している車が増えてきたので、車にガソリンさえ入っていれば電源は維持できる」

■ポータブル電源
・価格帯 4~25万円
・出力が1500Wの場合、スマホなら約55回充電可能、電子レンジなら約50分使用可能、冷蔵庫なら約1日使用可能

■災害時に役立つもの
・カセットボンベ…カセットコンロ、ストーブ、発電機に使用可能
⇒1週間あたり 1人約6本必要

改めて、自分の家庭では何が必要なのか、点検する機会にしてみてはいかがでしょうか。

【特集】“じぶんごと”防災

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年9月5日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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