2024.09.10

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「暮らしをそのまま音楽に」結成17年目の4人組バンド・Galileo Galileiが札幌で音楽を紡ぎ続ける理由【前編】

北海道だからこそ、「暮らし」をそのまま音楽にできる

ー 皆さんは、東京にいたメジャーデビュー直後の1年間を除き、拠点を札幌に置いて活動されているそうですが、札幌はお好きですか?

尾崎和樹さん(ドラム担当)。ヴォーカルの尾崎雄貴さんは実兄です。

尾崎(和):好きですね。人がみんなのんびりしています。

尾崎(雄):いい意味で、札幌人は歩くのが遅いよね(笑)

尾崎(和):東京の渋谷のスクランブル交差点は、殺気立ってるというか(笑)

尾崎(雄):それは思った。北海道って、タクシーの運転手さんもそうだけど、気さくな人が多いイメージがある。
空間が広いから心にも余裕があるのか、その土地柄だったり、元々の気質もあると思いますし。あと、札幌は北海道出身じゃない人も多く住んでいるじゃないですか。オープンな雰囲気も好きですね。

– 活動はほぼ札幌で行っているのでしょうか?

岩井郁人さん(キーボード&ギター担当)。映像制作・音源制作企業の代表取締役も務めています。

岩井:道外にはツアーとプロモーションで行くぐらいなので、トータルすると年に10〜11ヶ月くらい? 大半は札幌にいます。

尾崎(雄):僕らは「わんわんスタジオ」と呼んでいるんですけど、民家を改装して自分たち専用の音楽スタジオをつくって、そこで曲作りもレコーディングも本当に0から100まで全部やっています。他アーティストに提供する楽曲づくりもそこでやっていますし、そのアーティストさんに歌録りに来てもらうこともあります。

岩井:スタジオを借りるのではなく、自分たちの拠点を持って、いつでも生活するように音楽をつくれるのは、土地が広い北海道ならではだと思います。東京だと家と家の間が詰まっていますし。ミュージシャンのみんな、北海道に移住してくればいいんじゃないかと思います(笑)

尾崎(雄):生活圏内で音楽づくりを完結できるので、周りからの影響を受けすぎないで済むというか。ある意味、”外界”から遮断された環境で、自分たちの心の中から出てくるもので、楽曲をつくるっていうことにフォーカスできている感覚があります。あと、土地が広いので、ドラムを叩いても近所の人に怒られないっていうのが結構大きいかもしれない(笑)

後編へ続く>

***
文:にの瀬
編集:ナベ子(Sitakke編集部)
取材日:2024年8月

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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