先輩(?)リスが食べている様子を、木のカゲからジッと見つめる、おチビちゃん。
「ボクにもちょうだい!」とは、なかなか言いにくいですよねー。
先輩が食べているのは、タマゴタケというキノコのようです。
最初、白いタマゴ型をしたところから伸びてくるのでタマゴタケと呼ばれるのですが、成長すると毒キノコの〝ベニテングタケ〟にそっくりになるのです。
タマゴタケ自体は無毒で、バター焼きなどで、とっても美味しくいただけますが、毒のないタマゴタケと、毒のあるベニテングタケ、はたしてエゾリスはちゃんと見分けて食べているのでしょうか?
その答えは、おそらくNO!
エゾリスに近いニホンリスの観察から、ベニテングタケなどの毒キノコを食べてもまったく平気ということがわかっているようです。
真後ろから見ても、ほっぺたにものすごい量の〝ごちそう〟を貯め込んでいるのが、ひと目でわかりますねー。
指をそ〜っと伸ばして〝ツンツン〟したくなってしまうのは、私だけではないはず。
背中の〝シマ〟が5本あるのが、わかりますね、この〝シマ〟が、シマリスの名前の由来です。
〝5本のシマ〟をもじって、11/11(11月11日)は、「シマリスの日」なのだそうですが、残念なことに、北海道に暮らすエゾシマリスは、早ければ9月には〝冬眠〟してしまいます。
せっかくの〝記念日〟を祝ってあげることが出来ず、いつも残念に感じます。
食欲の秋ですねー!とはいえ、わが家では米が手に入らず、せっかくのおいしい〝おかず〟が並んでいるのに、炊きたての白米がない!って日々が続いております。
「きょうの1枚」のエゾシマリスちゃん、もうこれ以上入らないってくらいほおばっているのは、ごちそう?それとも、巣穴の中のベッドの材料でしょうか?
キャプションにも「全部ぼくの!」とありました、まさしくそんな感じで、とってもかわいらしいですねー。
大雪山では、〝日本一早い紅葉〟がスタートしたというニュースを聞きました。
〝お山〟で暮らすエゾシマリスたちは、冬眠の準備の〝終盤戦〟に入っていることでしょう。
私たちのまわりでも、日中はまだまだ暑いですが、夕方になると涼しい風に〝虫の音〟が運ばれてくるようになりました。
美味しい新米も、もうすぐ店頭に並ぶことでしょう!
動物たちに負けないよう、私たちも、実りの秋を満喫したいですね!
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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