2024.09.08

深める

堀内美里アナも虜!“日本で一番小さい市”の名物「なんこ」は「人が集まる場所」の味

舌と手で覚えた味をどう受け継ぐか

手際よく切ったり混ぜたり…味付けのほとんどは「目分量」と「長年の感覚」

勝子さん自身は「嫁いできてから覚えた」というなんこの作り方。

お姑さんの横に立ち、一緒に作りながら「三浦家の味」を感覚で覚えてきました。
同じ味になるまでは「大体5~6年、かかったかな」と笑います。

ちなみに、勝子さん自身はほとんどなんこを食べないんだとか(笑)

夫の勇さんや子どもたちが大好きで、みんなで食卓を囲むときに欠かせないから作るのだそうです。

目分量で、舌と手が覚えている伝統の味。

世代が集まって一緒に食卓を囲む機会が減っている現代では、それだけなんこを一緒に作れる機会も減っています。そしてそれはそのままこの味を次の代に受け継ぐ難しさにもなっています。

「お嫁さんはなかなかうまく作れないって。何回か作ってはいるんだけど。覚えている途中ですね」

もうひとつ、「なんこ」が家庭でなかなか食べられなくなった理由があります。

材料である「馬の腸」が手に入りにくくなっているんです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X