2024.09.08

暮らす

【防災】キッチンにある”意外なもの”が停電時に大活躍!気象予報士が実践してみた

ツナ缶ランプの作り方

①まずは、ランプの芯を作るため、ティッシュ一枚を半分に裂き、強めにねじって「こより」を作ります(ツナ缶の高さの2~3倍の長さが目安)

②次に、缶に穴をあけます。タブのついていない底面の中心に直径5ミリほど。ケガをしないように、軍手などを着用することをおすすめします。

③その穴に、ねじったティッシュを奥まで押し込みます。缶からおよそ3センチほどティッシュが出るように、先端をカット。

④数分経つとテッシュに油が少ししみてきますので、そこに点火。
(ティッシュ全体にオイルがしみ込むと火がつかないので、上部1センチほどは乾いたままにしておいてください)

マッチで火をつけます!

やー!

5センチくらいの火がつきました。(部屋が生々しくてすみません)

ツナ缶ランプの効果は?

試しに部屋の明かりを消してみました。想像以上に明るく、心が落ち着くようなちょうどいい明かりとなりました。

なんとこの明かり、1時間強も持ちました!

さらに明かりが消えたあとのツナ缶は、おいしく食べられます。
加熱されて一部変色していましたが、逆に香ばしくておいしかったです。

缶切りがない場合は、通常通りタブからフタを開けて、そこから「こより」を入れる方法もあります。

そして火事には十分にお気を付けください。
ペットボトルの水を横に置いておくようにしましょう。

ランプにもなり、非常食にもなるツナ缶。
優秀な防災グッズとして、おうちに常備しておくことをおすすめします!

ことしで胆振東部地震から6年が経ちます。この機に一度、実践してみてはいかがでしょうか?

文: HBCウェザーセンター 気象予報士 星井さき
札幌生まれ・札幌育ちの気象予報士。HBCテレビの「今日ドキッ!」(金曜日担当)や、HBCラジオの「朝刊さくらい」「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!」「カーナビラジオ午後一番!」「アフタービート」で北海道の天気をお伝えしています。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。

※掲載の内容は記事執筆時(2024年8月)の情報に基づきます。写真は過去のHBC「今日ドキッ!」で撮影のもの

編集:Sitakke編集部IKU

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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