2021.09.08

出かける

【芸術の秋ということで】「人とのつながり」に情熱をささげたアーティストの作品に刺激をもらいに行ってみない?

は~い皆さん、ごきげんよう!理想のデートスポットは博物館か美術館な女装家・満島てる子です。
いつも お悩み相談コラムでは、「どれもこれもクセもりもりじゃないのよッ!」なんて火を噴きつつ、コラムを楽しく書かせてもらってます。

さて、いつもならこの後「今日はどんな相談が来てるか見てみましょう!」なんて話になると思うんですが…。
今回はね、実はちょっと違うんだな。

芸術の森のいたるところに「ラディアントベイビー」のポスターが。一緒にパシャリ。

なんとちょっとスペシャルに、お出かけ取材をしてきたの!
現在HBC創立70周年を記念して、芸術の森美術館にて 「アート×コミュニケーション=キース・へリング展」 が開催中(~9月26日(日)まで)!なのですが、そこにお邪魔して芸術の秋をめいっぱいエンジョイしてきました。今回はこの作品展についてご紹介したいと思います。

単にポップなだけじゃない!キースの「裏側」に触れる展覧会

アメリカ生まれの多産で偉大なアーティスト、キース・へリング(1958-1990)。
ラディアントベイビー」や「ドッグ」といったポップなアイコンは、一度見ればきっと誰もが「あ!知ってる!」となるはず。

※展示会の入り口から、さっそくネオンの「ドッグ」がお出迎え。

力強い線と派手な色使い。見る者を惹きつけるキャッチーな作風が目立ちがちな彼ですが、「今回は展示するにあたり、表に出やすい明るさだけではなく、キースの内面的・内省的な部分にも焦点を当てている」と、この企画に携わったひとりである、学芸員の山田のぞみさんは語ります。

150点を超える展示作品(すごい数!)。そこからは、ある時は描く技術の観点から、またある時は“芸術”そのものを考え直す視点から、キースが生涯の中で何にチャレンジしようとしていたのかを知ることができます。
有名な作品とも出会えるし、しかもその創作の「裏側」もこっそりのぞけちゃうってわけ。ワクドキしちゃったわ!

※キースが「詩と絵画」「アートの伝統」などのテーマに挑んだ作品群、『アポカリプス(黙示録)』。

山田さんからはキース・へリングについて「彼はアートの世界と歴史の中で、自分が何をすべきかをすごく考えていた人」と教えてもらったんだけれど、来場した人は、解説パネルの丁寧な説明や遊び心のある展示方法、もちろん彼のアート自体から、きっとその思考を感じることができるでしょう。

好きな作品とはいチーズ!撮影可という嬉しさ

さて、キースの作品自体を味わってほしいのはもう大前提なんだけれど、それだけじゃない面白さがこのアート展にはあるの。
そう、今回の展覧会、なんと全面的に撮影がOKなんです(フラッシュはNG)!

来場者の方を見ていると、キースの世界観あふれる空間のなかで、もう撮るわ撮るわ写真の嵐(高そうなカメラで本気の撮影してる人とか、連射すごいじゃん⁈って人もいたわ笑)。自分の気に入った作品と一緒の画面に収まる経験ってなかなかできなかったりすると思うんですが、そんな非日常的な楽しみ方を、このキース・へリング展は教えてくれます。

※今にも動き出しそうでかわいい作品、『アクロバット』と一緒に。いたるところに「映え」スポットがあるので、写真を撮るのが楽しくなっちゃいます。

調子に乗ってあたしもパシャリ。
…うん、これ、自分はSNSうまく使いこなせない勢なんだけど、きっと「映え」ってのも狙えるやつなんだと思う。
山田さんは「若者の来場者も多いんです」と言っていましたが、その理由はこんなところにもあるんじゃないかなと、ひとりで納得していました。

「アート×コミュニケーション」しよう!感じてほしいキースの魂

ニューヨークの「グラフィティ(スプレーなどを使った壁への落書き)」文化に大きな影響を受けたキース・へリングは、街中に散らばっていたストリートアートをアートたらしめた立役者とも言うことができるでしょう。彼は大作を世界中で発表し、その生涯にわたって精力的に創作活動を続けました。しかしその根底にはずっと、人とのつながりの中でこそ芸術は輝くという感覚や、生活の中にこそアートを見いだせるという信念があったことを、今回の取材を通じて理解することができました。

※今回展覧会にも、高さ3メートル・幅4メートルにわたる大作が。山田さんはこの作品について「キースとしては珍しい配色になっているのが特徴」と解説してくれました。

「この展覧会のタイトルには、まさにキースのアート史の中での立ち位置が現れていると思います。キース・へリングは、何かを提示したからそれで終わりというのではなく、自分の作ったアートを受け手にどう渡していくか、コミュニケーションの中で作品がどう生きてくるかを考えていた人でした。」(山田さん談)

自分でショップをオープンし、手に入りやすい価格で作品を配ることで、芸術に人々が触れる機会を増やすこと。
子どもたちと一緒にひとつの絵をつくったりしながら、その中でいろんな会話をすること。
今回のアート展は、そんなキース・へリングが実際に大事にしていた部分を受け継ぎ、企画として展開しながら、あたしたちに単に作品を眺めるだけではない、いろんな楽しみ方を提示してくれています。

※場内にはキース・へリングになりきってブラックボードに絵を描けるコーナーや、別棟にはグッズショップも。こちらはグッズショップの様子。Tシャツをはじめ、お手頃な価格でキースの芸術をおうちに持って帰れます。

「鑑賞者」というよりは「観客」のような気持ちを味わわせてくれる、キース・へリング展。行ってその明るいポップな世界観の中で遊ぶもよし、キースの内面世界やその心髄に触れるもよし。ひとりでももちろん、恋人や友達、家族も誘って、彼の魂をその作品とともに感じてみてください。

おわりに

というわけで、特別編として今回、「アート×コミュニケーション=キース・へリング展」について書かせてもらいました。
いやぁ、長々と書いたけれど、とにかくこころおどる展覧会だったわ!
……これで隣に素敵な殿方がいてくれればもう完璧だったんだけど(ねぇお願い誰か)……

こちら、感染対策はもちろん取りつつ(検温や消毒など徹底されてましたよ)、9月26日(日)まで開催中とのこと。
みんな、この機会を逃すのはもったいないので、ぜひ見にいってみてね!

ちなみに、あたしこの展覧会にお邪魔する前に、『キース・へリング~ストリート・アート・ボーイ~』っていうドキュメンタリーのオンライン試写に参加させてもらったんだけれど、この映画、予習としてとってもおススメです。
彼のとってもやんちゃな部分や、どうやってその作風を見出したのかという経緯、エネルギッシュな彼の生きざまなどを、一時間弱で楽しむことができます。
より深く作品を味わいたい!という人は、こちらを観てからキース・へリング展に行くと得られるものがきっとあるはず。
お家で気軽に鑑賞できるので、どうぞご覧あれっ!
詳細は https://www.madegood.com/keith-haring-street-art-boy をチェック♪

ではでは皆さん!またお悩み相談コラムとしてもよろしくお願いします。
こういう特別回もどんどん増やしていければいいなぁ。じゃ、Sitakkeね~!

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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