「食堂を営んでいた父のレシピに、自分なりのアレンジを加えた味で勝負したい」と話すのは、側(がわ)隆次さん。アパレル関係など勤務を経て40代で飲食業の世界へ。6年前からは旭川空港でホテル直営のそばとラーメン店に勤務していました。しかし、コロナ禍で店は昨年撤退。60歳を超えてからの再就職は難しく、妻と一緒にキッチンカーでラーメン店起業を決意しました。
実家が昔、食堂を営んでいたことから療養中の父から当時人気だったラーメンのレシピを教わり、その味をベースにスープ開発に取り組みました。「鶏がらのあっさりしたスープは、毎日でも飽きのこない味だった」と振り返る側さん。地元の高校生が、ネギしか乗っていない50円の学生ラーメンを食べに通っていたことや、1964年の東京オリンピックでは、町中の人が食堂に集まりラーメンをすすりながらテレビに声援を送っていたことを記憶しています。
父から教わった鶏がらと鶏油(チーユ)の旨みがじんわり広がるスープに、豚骨の力強いコクと魚介の風味。独特の華やかな風味が残る後味です。
麺は通常1玉120グラムほどのところ、145グラムとボリューム満点。スタンダードな旭川麺よりもさらに水分を減らし、小麦のうまさをストレートに味わえるようにしました。分厚い肩ロースのチャーシュー2枚となるとが昭和の食堂ラーメンファンにはたまりません。側さんは「父のように、いつもお客さんに笑顔になってもらえるラーメンを提供していきたい」と話します。
今後、餃子などサイドメニューも増やしていく予定。出店の依頼は側さんへ。
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※掲載の内容はライナーウェブ掲載日(2021年8月7日)の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。
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