部屋のおしゃれ度を左右する“生活感”。隠す収納を用いて統一された、生活感のない部屋はスッキリしていて素敵ですが、やりすぎると暮らしにくさの原因に。一方、普段使いのモノをあらかた出しておけば確かに便利なものの、おしゃれ度は半減してしまいます。
そこでこの記事では、“生活感を放つアレコレ”の収納方法に注目! 使いやすさはそのままに見た目良く収納するコツを、今回はリビングに絞ってご紹介します。
生活感が出やすいアイテムの代表格であるリモコン。最近では、ゲームのコントローラーやリモート会議で使用するヘッドフォンなどの付属品も増え、少々頭を悩ませる存在となっています。
こういった電子機器は精密機械のため、基本的にはホコリの被らない場所での収納が適しています。しかし、頻繁に使うとなるといちいち出し入れするのは面倒ですよね。
これらを表に出して収納する場合は、収納する容器の“素材感”に注目! アイアンや革、木など素材感のある収納アイテムを使うことによって、無機質さが中和されインテリアに溶け込みやすくなりますよ。お好きなファブリックをふわっとかければ、ホコリ対策もできます。
学校行事の月間予定、ゴミ収集のカレンダー、期限の近い支払い書など……こういった紙類があると、どうしても生活感が出てしまいますよね。後で片づけようとテーブルの隅に平置きしていると、肝心な時に見落として提出期限が過ぎてしまった……なんてこともよくある話です。
よく見るプリントや提出期限のある紙は、とにかく貼ること! そのまま貼ると生活感が出てしまうので、扉の裏や死角となっている壁を活用すれば、生活感を抑えることができます。筆者宅ではリビング収納の扉の内側に、ゴミ収納のカレンダーを貼っていますよ。
もし適当な場所が見つからない場合は、両面使えるホワイトボードを用意します。片面におしゃれなポスターを、反対側にプリント類を貼れば、必要なときにワンアクションで切り替えが可能です。
ちょこっと掃除に便利な、粘着ローラーやハンディモップなどのお掃除道具。これらは家具や家電の陰に吊るして収納することで、生活感を軽減できます。
S字フックやマグネットを利用して、テーブルの側面、テレビの裏、ソファの後ろなど、道具を使う場所の近くに指定席を作れば、使い勝手も良いですね。
昔は派手な色しかなかったモップも、今はモノトーンのシリーズが売っていたり、粘着ローラーも持ち手が木製のものがあったりと、デザインが豊富です。自宅のインテリアに溶け込むデザインを選ぶのも、おしゃれ度を上げるテクニックのひとつです。
“使いやすさ”と“見た目の良さ”、どちらか片方を極端に優先させるのではなく、両者のバランスをとって収納すること。これが暮らしやすくておしゃれな部屋作りのポイントです。
人が暮らしていれば、“生活感”が出るのは当たり前。でも、少しの配慮で見た目は変わります。おうち時間に、気になっている場所の収納方法を見直してみてはいかがでしょうか?
文:はせがわあかね(整理収納アドバイザー)
ブログ:~暮らしのヒラメキ~
Instagram:@kurashinohirameki
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