北海道十勝地方の上士幌町で子育てを卒業した世代をターゲットにしたおとなの「留学」制度が始まりました。留学先は「保育園」です。

上士幌町の自然豊かな環境の中にたたずむ認定こども園。

園児とお絵描きをする藤原寛子さん(54)は東京からやってきた「留学生」です。

「これから先の自分の人生を考えたとき、いろんな土地での子どもの姿を見てみたいという興味、関心、好奇心があった」

この「留学」制度は、運営する東京の会社と各地の自治体が連携して行っているプログラムです。

50代前後の子育てを卒業した世代を対象に、保育園で勤務体験をしながら地域に滞在するというもので、道内で行われるのはこれが初めて。

滞在期間は2週間。週5日、保育園で勤務しながら、週末は十勝周辺の散策も楽しみます。

取り組みに参加する上士幌町のデジタル推進課・鈴木勇汰さんは「町との縁をつくってもらって、縁を少しずつ大きくして、マチを応援してもらう、移住してもらえる人を増やしていきたい」と話します。

学び直すことと、これまで知らなかった地域に暮らすことで得る新たな発見。

この「留学」スタイルは地域活性化につながるもうひとつの形になるかもしれません。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年7月24日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X