2024.08.17
育む国が少子化対策のひとつに掲げる「こども誰でも通園制度」のお試し運用が、8月1日から札幌市でも始まりました。
この日、親子が、札幌市厚別区内の認可保育施設を訪れた理由は、8月1日から始まった新制度のための面談です。
「こども誰でも通園制度」は、保護者が働いているかどうかにかかわらず、生後6か月から2歳までの子どもを保育園などに預けられる制度です。
料金は、1時間あたり300円。月に最大10時間利用できます。
同年代の子どもとふれあいの時間がほしい。子育てについて保育士に相談したい。
そんな保護者のニーズに応えることが制度の目的です。
みかさんは、4歳と2歳と兄弟のママ。
育児の合間に、自宅でSNSのPRの仕事をしています。
少しでも、自分の休息の時間が欲しいと今回利用を決めました。
利用する場合、事前の面談が必要で、みかさんは子どものアレルギーを園に伝えました。
フルタイムで働いていなくても保育園を利用できるこの制度に「すごく助かる」と歓迎する声が上がる一方、課題も。
それは、保育士不足です。
札幌市こども未来局の八幡達輝さんによると、「保育士の人手不足で制度の実施が難しいという声もある。試行的事業を通じて、この制度が現場や利用者の声が反映される制度になっていけば」と話します。
札幌市では、現在約130組の親子が登録していて、2025年3月までのお試し期間で課題を洗い出すことになります。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年8月1日)の情報に基づきます。