2024.08.18

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「本屋さんがない暮らしは味わいたくない」偶然の出会いを守るマチの本屋さんの思い

移動書店の工夫「本屋さんから出向く」

北海道十勝地方の大樹町の牧場です。小さな本屋さんが姿を現しました。

店主の、長谷川彩(さい)さん(35)。2020年、東京から大樹町に移住してきました。

大型書店での勤務経験などを生かし、2021年から始めたのが移動書店「月のうらがわ書店」です。

十勝とオホーツク地方を中心に週に1日~2日度開店。
出店場所に合わせて、並べる本も変えています。

この日は、サウナ・自然・ロシア料理・クマ…10畳ほどの広さに、150冊の選りすぐりの本が並びました。

「人生ずっと本に助けられて今まで生きてきた。本に対して恩返しがしたい。目の前にいるお客さんを大切にすること。一冊一冊を大事に売ること」

2週間後。
満月の日に間借りしたのは、北海道幕別町のカフェです。本を買うことも、読むこともできる、特別な夜になりました。

「本と出会うきっかけがないというのはすごくもったいない気がするので、私がいろんな場所に出向いて良質な本と出会いを作るきっかけになれば」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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