数多くの「絶景」を持つ北海道。日常の中にも、美しさがあります。

今回はHBC帯広放送局のカメラマン・大内孝哉さんが撮影した、札幌の花々をご紹介します。

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道

いつも見ている風景を見直す

映像でも写真でも、自分の中で、撮影しているときの共通のテーマがあります。

身近なものこそ、きれいに

いつもこの言葉を忘れずに、撮影に挑んでいます。

道路脇に生えている名前も分からない花、雑草、木、雲、まっすぐ続く道。
いつも見ていて何も感じていない風景って、意外とあります。

そんな風景は、少し違った角度の視点で、いろいろな物を生かした撮り方をすると、不思議と、きれいな撮影対象物へと変化します。

今回は生活の身近に咲く「花」の撮影についてお伝えしたいと思います。
札幌市内で撮りためた、季節ごとの写真です。

ローアングル×タンポポ

・撮影場所 札幌
・撮影時期 2023年5月

・シャッター速度 1/800
・絞り f/5.6
・ISO 100
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
・カメラ SONY a7Ⅳ

タンポポは、春先、路上のいたるところで見ることができますよね。

近所の公園の隅っこに自生するタンポポを撮影しました。
撮影時は、カメラを地面に置いてしまっています。それから望遠レンズでサイズを詰めています。

花はまとまって自生していることが多いのですが、よく見るとなんとなく、少しだけ大きさが違うとか、長いとか、正面を向いているとか、一輪だけ目立っている花があったりします。タンポポは一輪でもきれいなんですよね。
そんな目立った花にスポットを当てた写真です。

チューリップ×八重桜

・撮影場所 札幌 北海道庁旧本庁舎
・撮影時期 2023年5月

・シャッター速度 1/500
・絞り f/4.0
・ISO 100
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom
・カメラ SONY a7Ⅳ

これは北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)付近で撮影しました。
5月ごろは、遅咲きの桜、八重桜と、本庁舎の前に咲いているチューリップが本当にきれいなんです。

庁舎を背景にして撮影するのが定番なんですが、背景を八重桜にしてみると、白、赤、ピンクと、春の色を複数取り入れた写真を撮ることができます。

庁舎付近は季節ごとに咲く花も変わります。私の好きな撮影スポットです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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