2024.08.08

暮らす

災害時に、生理が来たら? 妊娠中や、小さな子どもがいるときに備えておきたいことは【災害に備えて・見逃し配信】

②ミルクと非常食は事前に試しておく

防災用品でも、食品はかなり重要です。特に代替できないのが 「ミルク」 です。

ヤマモトさんは、災害時に普段と違うミルクや哺乳瓶を使うと、飲むことを嫌がる可能性があるため、防災用に備えるものも必ず事前に試してほしいと話します。
自宅にカセットコンロなどを備えておけば、電気が使えない状況でもお湯を沸かすことができます。

また、普段は完全母乳で育てているという人も、災害時にストレスなどで母乳が出なくなる可能性も考え、ミルクの備蓄を検討してほしいと話していました。

レトルトの離乳食や防災用の食事も、合うかどうか事前に確認しておくことが重要です。
避難所ではアレルギー対応食は少ないため、アレルギーを持つ子どもには、特に合う防災食の準備が必要になります。

③在宅避難という選択肢もある

「在宅避難」とは、災害時に避難所へ行かずに自宅で生活する方法です。
災害が起きても自宅が無事で安全に過ごせそうなら、水道や電気が止まってしまっていても、自宅で過ごす選択肢もあります。

避難所の生活はプライバシーがあまりなく、ストレスがかかりやすいため、自治体によっては妊娠中の人や乳幼児のいる世帯に在宅避難をすすめています。

ただ、在宅避難には「支援物資や救助活動の情報が入りづらい」「食料や飲みものの調達が困難になる可能性もある」といったデメリットもあります。

妊娠中の女性の心や身体の状態、子どもの様子は、各家庭によってそれぞれ異なります。
在宅避難も想定し、防災用品を多めに備えておくといいといいます。

ヤマモトさんは、「防災用品も、そのときどきの“我が家”仕様にアップデートしていくのがベストです。おむつやおしりふき、肌着、おやつやおもちゃ、絵本なども検討してもよいと思います」と話していました。

(この記事は、TBS NES DIG 『DIG防災』の内容を一部編集して再配信しています)

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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