オスのエゾジカの群れが、水場を渡っているところなのでしょうね。
エゾシカは、オスだけにツノがありますが、毎年春になると落ちてしまいます。
しばらくして新しいツノが生えてくるのですが、〝歯〟のように最初から堅いものではなく、「袋角(ふくろづの)」と呼ばれる、柔らかい皮に包まれた、中に血管が通った状態で成長していき、その後だんだん血流によって運ばれたカルシウムが蓄積していって、根元から固まり、秋には立派なツノになるのだそう。
ちなみに、エゾシカは泳ぐのがなかなか上手です。
もちろんクロールとかではなく、〝犬かき〟的な感じなのですが、12kmも泳いだという記録もあるのだそう。
暑さをしのごうと、岩にピッタリとカラダをくっつけて、涼んでいたのでしょうかね?
@ishiemon2024 さんにとると、ぐったりと弱っていたのではなく、このあと元気に走り去ったとのこと…安心しました。エゾナキウサギはとても暑さに弱く、気温が20度を超えると、ほとんど活動出来なくなるのだそう。
もともと北海道にはいなかったエゾナキウサギが北海道にやってきたのは、いまから数万年前の氷河期のことでした。
寒さによって海水面が下がり、北海道とユーラシア大陸との間に道が出来て、ナキウサギやマンモスがやって来ました。しかし、氷河期が終わって地球が温かくなると、氷が溶けて海の水が増えたため、帰れなくなったナキウサギは、涼しいところを求めて高い山に、すみかを移しました。
現在北海道に住んでいるナキウサギが、おもに高い山で暮らしているのはこのためです。
この10年ほどで、標高が比較的低い場所でその姿を見ることが出来ていた生息地から、次々とエゾナキウサギが姿を消しつつあるという話を耳にします。
〝山のアイドル〟エゾナキウサギの姿を、いつまでもこの北海道で見ることが出来ることを、祈るばかりです。