2024.08.12

出かける

フルーツ狩りは、なぜ楽しいの?「期間限定」熟した果実の贅沢なひととき ― 後志体験記Vol.1

03.フルーツ狩りは、なぜ楽しいの?

ところで、果物狩りの魅力って何でしょうか?

色々な種類が食べ放題!時間も無制限!入園料の分、元を取らなくっちゃ!とついつい、食べることに夢中になってしまうのですが…(反省)。

しかし、ふと立ち止まって考えてみると、このように畑で完熟の瞬間の食物を口に入れることができるというのは、とても貴重なことですね。

熟れすぎると傷んでしまうのも。当然です、ナマモノですから。

今の時代、スーパーやデパート、商店などの店頭で野菜や果物を購入する人がほとんどと思いますが、店頭で手にするタイミングにあわせ、ちょうどよく食すことができるようにするには、畑で完熟を迎えてから収穫をしていては、きっと遅いことでしょう。生産地と消費地が近いということは、それだけ新鮮なものを、より良い状態で食すことができるということ。畑でその時に熟しているものを食すことができる果物狩りでは、濃厚な味わいを楽しむことができるのです。

特に、こちらの果樹園では、土づくりを大事にして、果実栽培を続けてこられています。秋から冬にかけて、つまり収穫が終わってから冬が始まるまでの間に、広大な敷地に百数十トンもの有機堆肥(たいひ)を撒いて、次の季節のフルーツ作りの準備をします。ものすごい重労働ですが、これが、美味しいフルーツの生み出すのだそう。

生産現場である畑に足を踏み入れ、実際に自分で収穫をする。たったこれだけの体験ですが、生産者の方々が食べ物を育ててくれるおかげで、私たち消費者がそれを口にすることができるのだなぁと、しみじみと考えさせられる場所でもあります。

シリパ岬を遠景に、お土産用に購入したさくらんぼとともに記念撮影

●ニトリ観光果樹園
北海道余市町登町1102-5
電話0135-23-6251
果物狩りの料金やアクセス情報はこちらから

04.フルーツめぐりのドライブもおすすめ

小樽市塩谷から余市を経由して仁木町の然別まで、通称「フルーツ街道」と呼ばれている農道があります。果樹園やフルーツの販売所、最近増えているワイナリーやワイン畑の景色も楽しむことができます。

今回は、ニトリ観光果樹園にお邪魔しましたが、余市町や隣の仁木町には、ほかにも観光果樹園があり、フルーツ狩りを楽しむことができます。直売所もあるので、体験はできなくても、もぎたてや完熟の果物を購入するチャンスもありますね。

詳しくは公式サイトからご確認ください。

▶余市観光協会 公式サイト 体験一覧
▶仁木町観光協会 公式サイト 果物狩り一覧

内容は掲載時点(2024年7月25日)の情報に基づきます。
内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。

小樽通(おたるつう)

小樽観光協会が運営する「小樽通(おたるつう)」。 小樽のマチに精通した、おもてなしの心で伝える、暮らしと旅のメディアです。

https://otaru.gr.jp/

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