小樽観光協会が発行する「小樽通」より、寄りすぐりの記事をお届けします。
***
とっても広い北海道!行政的には14の地域区分(総合振興局、または振興局)に分かれています。
道民には天気予報でよく耳にするあのエリア名と言えば、ピンときますね。この地域区分のひとつ「後志」というのが、小樽も含まれる地域になっています。
ところで、この「後志」という漢字、何と読むかご存知でしょうか?きっとこのウェブマガジンをご覧になっている方の大多数はおわかりかと思いますが…。そう、答えは「しりべし」ですね!
北海道の南西部に位置していて、蝦夷富士とも呼ばれる「羊蹄山」があり、世界屈指のパウダースノーのニセコがあり、海岸の美しい景観とか、ひと言では紹介しきれない多様な観光資源があるのですが、今号では「農」に焦点を当ててみましょう。
⇒「後志」(しりべし)の情報はしりべしガイド公式サイトをチェック
北海道で農業というと、帯広や十勝という地名を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実はここ後志も「北海道農業の縮図」と呼ばれるほど、幅広い生産物を生み出す農業エリアなのです。中でも、果樹については、全道の産出額のうち約7割を占めており、後志エリアの農業の特徴のひとつともいえるのです。
ということで、「農」は「農」でも、今回は果樹園を訪問してみたいと思います。これから秋にかけて、果物の収穫が楽しみになる季節ですが、今の時期は、さくらんぼが実っていましたよ。
余市町登町にある「ニトリ観光果樹園」は、その広大な敷地と沢山の種類の果物があるのが特徴です。
春のイチゴから始まり、さくらんぼ・桃・プルーン・プラム・ぶどう・和梨・りんごと、5月から11月までの間、たくさんの種類の果物が実りつづけます。まさにフルーツ王国。
⇒実りのカレンダーは公式HPをチェック
訪れた時は、ちょうどさくらんぼのシーズン!ふさふさとした葉っぱの下で実る赤いさくらんぼを目指して、広い園内を進みますが、歩いても歩いても、次々とさくらんぼの木が現れます。(あれ?今一体、自分はどこにいるのでしょう?)とわからなくなるほどです。
時間制限は無し、一度入園したら閉園時間までいてよいとのことで、焦らなくても大丈夫。時間を気にせずに、沢山の種類のさくらんぼをじっくりと食べ比べて、お気に入りの品種を見つけるのも楽しそうです。
ちなみに、ニトリ観光果樹園で栽培されているさくらんぼの種類は、公式サイトによるとこちら↓
紅さやか・紅ゆたか・佐藤錦・月山錦・紅きらり・紅秀峰・南陽・夢あかり・サミット・紅てまり・さおり
他にも「おりひめの季節」や「陽峰」などの木もありました。時期的に実っていない品種や逆に終わっている種類もあったかもしれませんが、とは言え、全ての木を確認することすらできませんでした。広すぎる!