2024.07.25
深めるあたしの場合は、例えばドラァグクィーンの状態だったり、「満島てる子」モードだったりで人前に出て仕事するときって、ルッキズムをあえて逆手に取って利用しているようなところがあるよなぁって、そんな自覚も抱いていたりはするんだけれど。
それでも、自分のことを見た目でのみ、しかもネガティブに判断されるシーンに出会ったりすると、やっぱりどうしても「何なのアンタッ!」って思っちゃうことがあったりします。
例えば、メイクを落とした状態のあたしに対して遠慮なく「え!!!ブス!!!」って言ってくる輩って、以前から一定数いたり(仲がいい人から言われるならまだしもね。昔イライラが止められなくて「てめぇ鏡見てからモノ言えってんだ!この不細工野郎が!」と、思いっきり激重のカウンターかましちゃったことあるわ)。
今の自分の痩せ体型を見た人から、何を願ったわけでもないのに「ヤッてるときケツの骨が刺さりそうw」「抱いたら角ばってて痛いんだろうな〜笑」とか、いきなりド失礼な戯言をぶつけられることもしばしば。
はぁしんどいしんどい。
あたし根が割と一本気なのか、許せないものはどうしても許せないタチなので、大体そういう不届者には相手が客だろうとなんだろうと、逃げ道の無いガチガチの大説教をかましてしまいがちなのですが(そのせいで一時期友達から「説教の悪魔」って呼ばれてたことあったわ。チェンソーマンもびっくりよね(?))。
じゃあその人のことをババっと叱れば、それですぐ気持ちスッキリかというと、全然そうでもなかったりして。
やっぱり勝手かつ暴力的な他己評価を押し付けられたっていう事実って、こころに大なり小なり外傷を残しちゃうもんなのよねぇ。
そもそもルッキズムのみならず、根拠の判然としない基準("常識"とか"社会通念"みたいなものも、ときにその中に入っている気がします)で人間を上下に分けるのって、その刃を他者に向けるにしろ自分に向けるにしろ、ちゃーんと悲劇にしか結びつかないことじゃない?
なのになぜか、人は誰かと向かい合うとき、そういう安易なツールというか、ほぼ武器に近しいものに頼りがちになっちゃうみたい。
やんなっちゃうわよねぇ。
いももちさんは、きっとそういう武器のせいでたくさん傷ついてきたし、今も辛い経験をなさってるんじゃないかしら。大丈夫……?
あたしに出来ることは、そんなに多くはないかもしれないけれど。
同じくルッキズムを憎々しく思う者のひとりとして、いももちさんの気持ちを少しでも軽くすることができたならと、そう願いながら今回のコラム、筆を走らせているのでした。
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