おにぎりのごはんをラップでくるむことで中の熱が逃げにくくなります。
そうすると、水蒸気がラップの内側で結露してびちゃびちゃに…。
北海道立衛生研究所の大野さんは、「そのまま食品を保存しておくと、たとえ気温が低くても菌が増えてしまう」と注意を呼びかけます。
温かいご飯でおにぎりを作る場合、菌などがつかないように、素手ではなく”ラップ”を使って握っても、ある程度はどうしても”菌”が入ってしまいます。
細菌は、37℃~42℃で爆発的に増える特性を持っています。
では増殖しないために「温度」だけに気をつければいいかというとそこに落とし穴が。
『温度』だけではなく、『水分』も大きく影響しているんです。
そのため、ラップを使って、おにぎりを作る時は、握った後にラップの両端を閉じないで開けておき、蒸気を逃がしてから包まないと食中毒のリスクが高まってしまうということなんです。
実際に、道の『食中毒警報の発令基準』を見てみると、「前の2日間の最低気温が20℃以上で、かつ、湿度が85%以上の場合」など、湿度も含んだ基準になっているんです。
「食中毒を起こす細菌は、たくさん菌が増えた時に起きる食中毒とちょっとの菌でも食中毒になるものもある」と大野さんは話します。
きょうは夏だけど、比較的涼しいから安心だというわけではなくて、日頃からの注意が大切になります。
”ちょっとの油断”から食中毒になってしまうと、どれだけ辛いのでしょうか?
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