2024.07.15
出かける風不死岳の山頂から樽前山までは、約1時間半。
せっかくいっぱい登ったのに、いっぱい下らなければいけません。
しかも、もう一度この道を通って帰るのか…。
途中でお水をこぼしてしまい、喉もカラカラ。
膝をすりむき、虫に追われて…「何をしているんだろう」と思いながらも、とりあえず歩きます。
風不死岳らしい樹林帯を抜けると、見えました!樽前山の象徴、溶岩ドーム!
生き別れの恋人に出会えた気持ち、織姫と彦星の気持ちがわかった気がします。
一年ぶりに再会できました。
やったー!樽前山の象徴である、溶岩ドームの目の前までたどり着きました。達成感と懐かしい気持ちで、胸がいっぱいに。
強風とともに疲れが吹っ飛びます。
このあと3時間半かけて風不死岳から再び下り、相当疲弊しました。
が…なんだか人生ってこういうものなのかな…?深い意味なんて無くても、その時に意義を見つけられなくても、まず頑張ってみればいいことがあるのかも…と思いました。
25歳の若造なりに、人生を問うくらいには充実した登山。
もちろんお楽しみの、山ごはんの時間もありました。
今回は、どーん!
うなぎ丼…!?なんとこれ、数百円です。一体どういうこと?
後半の記事でお伝えします。
【後編:本物そっくり!北海道の山頂でいただく、うなぎ丼?!】
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」、HBCラジオ「平野龍一のミライの扉」を担当。登山歴3年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中
※掲載の内容は登山時(2024年6月)の情報に基づきます。
■連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
■「クマに出会ったら」「出会わないためには」基本の知恵:「クマここ」
■週末の天気は、毎週金曜の夜にHBCウェザーセンターがお伝えします:連載「お天気コラム」