風不死岳の山頂から樽前山までは、約1時間半。
せっかくいっぱい登ったのに、いっぱい下らなければいけません。

しかも、もう一度この道を通って帰るのか…。
途中でお水をこぼしてしまい、喉もカラカラ。
膝をすりむき、虫に追われて…「何をしているんだろう」と思いながらも、とりあえず歩きます。

午後3時 溶岩ドームが見えてきた!

風不死岳らしい樹林帯を抜けると、見えました!樽前山の象徴、溶岩ドーム!
生き別れの恋人に出会えた気持ち、織姫と彦星の気持ちがわかった気がします。
一年ぶりに再会できました。

やったー!樽前山の象徴である、溶岩ドームの目の前までたどり着きました。達成感と懐かしい気持ちで、胸がいっぱいに。
強風とともに疲れが吹っ飛びます。

このあと3時間半かけて風不死岳から再び下り、相当疲弊しました。
が…なんだか人生ってこういうものなのかな…?深い意味なんて無くても、その時に意義を見つけられなくても、まず頑張ってみればいいことがあるのかも…と思いました。
25歳の若造なりに、人生を問うくらいには充実した登山。

もちろんお楽しみの、山ごはんの時間もありました。
今回は、どーん!

うなぎ丼…!?なんとこれ、数百円です。一体どういうこと?
後半の記事でお伝えします。

【後編:本物そっくり!北海道の山頂でいただく、うなぎ丼?!

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」、HBCラジオ「平野龍一のミライの扉」を担当。登山歴3年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は登山時(2024年6月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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