2024.07.15

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あなたの近くにも?アライグマの被害急増中!油断するとまたすぐ増える…カギは対策の“継続”

「もう大丈夫だろう」で再び

北海道大学大学院の上野真由美准教授の話にもあったように、新十津川町では、何か奇抜な得策があったわけではなく、地道に捕獲体制を強化していったことが、農業被害の減少につながりました。

新十津川町では、2019年度から3年間の取り組み強化で、農業被害は確実に減少しましたが、実は、2023年度から、再び“農業被害”額が急増しています。

これは、アライグマによる農業被害が低下したことで、農家の皆さんの「もう大丈夫だろう…」という判断もあって、“箱わな”を仕掛けなくなったことから、再び被害が急増する事態となっているのだそう…。

上野准教授が指摘するのは、取り組み強化で生息密度の低下は実現したものの、今度は、その状況を維持することの難しさです。

捕獲の手を緩めれば、また増えるのがアライグマ…。
どうやって駆除体制を続けていくのかが、新たな課題です。

環境省の試算によると、10頭のアライグマが放置された場合、10年後には500頭となり、20年後には2万5000頭を超えるほどまでに増えるとされています。

被害は北海道全域に広がりつつあります。効果のある早急な対策が必要です。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年6月17日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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