2024.07.12
育むあらためて、「こども誰でも通園制度」の内容を確認します。
旭川市で試験的に始まった「子ども誰でも通園制度」は、生後6か月から2歳までの、保育園や幼稚園に通っていない子どもが対象です。
利用料などは、収入によって変動しますが、1時間あたり300円を上限に、月に最大10時間利用できます。
利用を希望する人は事前に面談が必要です。
旭川市の場合、利用したい施設の職員と直接面談をします。
北海道内では、8つの市と町で行われています(札幌市、旭川市、函館市、登別市、美幌町、白老町、浦河町、別海町)。
【制度のメリット】
・親の育児の負担軽減や孤立感の解消
・親以外の存在と関わることで子どもの社会性が育まれる
・園児が減少する保育園には経営の助けになる
【制度のデメリット】
・現状の保育士で新たな子どもを受け入れることになるので、現場の負担が大きくなる
旭川市では5月から周知を行い、現時点の登録者数はまだ10人程度です。
保育は、子育ての社会インフラともいえます。
2年後の本格スタートに向けて、それぞれのニーズに合った制度の設計が求められます。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年6月17日)の情報に基づきます。